2020年11月19日木曜日

森の映画社・沖縄県議会取材拒否事件 控訴審第1回口頭弁論(11/12)で結審。

 11月12日(木)、福岡高裁那覇支部で森の映画社・沖縄県議会取材拒否事件の控訴審、第1回口頭弁論が開かれました。

*事件のあらましと1審判決までの経過、判決の内容は、こちらをご覧ください。

関心をお寄せいただきありがとうございます。

傍聴に駆けつけていただいた皆さま、ありがとうございました。

裁判所は、コロナで傍聴席が19、記者席が5の法廷でしたが、傍聴者はぴったり19名。記者席も4名(新報、タイムス、QAB、時事)。高裁の大久保正道裁判長にも、注目されている裁判ということは伝わったのではないかと思います。中南部だけでなく、辺野古ややんばるからも傍聴に駆けつけていた居た方もおられ、たいへん、ありがたいことでした。

全国で38の地方議会が傍聴者にも自由な撮影・録音を認め、それ以外でも、東京都、大阪府、福島県など、記者クラブ非加盟の取材者にも簡易な手続きで取材を認めている自治体が多数ある中、沖縄県議会の現状は「沖縄県議会記者クラブ加盟社以外、取材も取材申請も受け付けない」最も公開性の低い議会となっています。

原告の藤本幸久監督は意見陳述で「沖縄県は、全国の他の自治体にはない課題を背負っています。国の政策によるものである以上、それは全国民的問題であり、米軍基地にかかわる以上、国際的な問題でもあります。・・・国策に対して、社会正義の実現を求める沖縄県こそが、国民や国際世論に訴えるべく、最も率先して公開性を持つべき自治体になることを願っています・・・このような状況を改める判決を強く求めるものです。」と述べました。

5分ほどの陳述が終わると、あ!っという間に結審となりました。

裁判長の声が聞こえなくて、傍聴席は「何?何?何??」だったのですが、裁判長が言ったのは、判決の期日だったそうです。


判決は、1月21日(木)13:10


沖縄県議会が、どうかもっと開かれた場所になりますように。

引き続き関心をお寄せいただきますようお願いいたします。


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