「抵抗する勇気」ツアー(2009年)で、日本にやってきたジル・ジョンストンさんから、テキサス州サンアントニオの旧ケリー空軍基地周辺に暮らし、基地被害に苦しむ友人たちの近況(記事の紹介)が届きました。「アメリカばんざい」(2008年)、「アメリカ-戦争する国の人びと」(2010年)のEpisode4:先住民に登場する人たちです。以下、日本語に仮訳
(原文は以下の”Truth Out”のサイトをご覧ください)
"Toxic Triangle" Residents Refuse to Go Quietly on Anniversary of Kelly Closure
(原文は以下の”Truth Out”のサイトをご覧ください)
"Toxic Triangle" Residents Refuse to Go Quietly on Anniversary of Kelly Closure
トキシック・トライアングル(有毒三角地)
住民らケリー空軍基地閉鎖記念日に静かに抵抗
2013年7月22日 グレッグ・ハーマン(Speak Out/レポーター)
ビクター・サンミゲル 「アメリカばんざい」より |
米国内最悪の汚染地域のひとつ、ポート・サンアントニオ(旧ケリー空軍基地)の入口で、ビクター・サンミゲルは、誇り高く、不服従の意思を示した。革のライダージャケットに、戦闘的チカーノ(メキシコ系住民)のエンブレム、刺青、濃いサングラスといういでたちは、何事にも動じない強さを感じさせる。しかし、土曜日、ケリー空軍基地閉鎖12周年のために集まった人々を前に話しながら、ビクター・サンミゲルがサングラスの向こう側に流した涙は、深い苦しみを表していた。
「私の住む一角には13軒の家があるか、そのうち11件の家にはがんで死んだ人かがんで死にかけている人がいる」と彼は言う。「がんで死ぬ人が多すぎる」