2011年3月31日木曜日

DVD小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)「福島原発で何が起こっているのか」

地震に続いて、深刻な原子力災害が進行する中、緊急に「原発震災・ニューズリール」シリーズを製作することに決めました。

テレビをはじめとする大手メディアが、「大本営発表」を一方的に垂れ流し続ける中、何より大切なことは自分の頭で考えることなのだと思います。そしてそのためには、考える材料が必要なのだと思い至りました。

「原発震災・ニューズリール」第1号は、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんです。3月25日インタビューしたものを56分にまとめました。

<原発震災・ニューズリール No.1/ 2011325日>

小出 裕章(京都大学原子炉実験所)
「福島原発で何が起こっているのか」
DVD56分 頒価 1000(送料込み)
製作・著作 森の映画社・影山事務所

監督 藤本幸久インタビュアー 影山あさ子撮影 栗原良介

2011年3月30日水曜日

上映会・「福島原発で何が起こっているのか」

私たちに出来ることは、まず知ること。
楽観視するのでもなくパニックになるのでもなく、
冷静にまず事実を。

2011年3月25日に京都大学原子炉実験所の
出裕章さんにインタビュー。
56分にまとめたものを終日、上映します【札幌】。

【上映会】

小出 裕章(京都大学原子炉実験所)
「福島原発で何が起こっているのか」
<原発震災・ニューズリール No.1/ 2011年3月25日>
森の映画社製作/監督 藤本幸久インタビュアー 影山あさ子撮影 栗原良介

日  時:4月6日(木)
場  所:かでる2・7【札幌】 1050会議室
上  映: 7回上映(上映時間56分/各回、先着50名)
①10:00~ ②11:30~ ③13:00~ ④14:30~ ⑤16:00~ ⑥17:30~ ⑦19:00~ 

主催:ドキュメンタリー映画をみる会(札幌市厚別区厚別東4-8-17-12 2F 影山事務所内) 問い合わせ:090-8278-6839(藤本幸久)

小出裕章(こいでひろあき)さん> 
専門は放射線計測、原子力安全。原子力の平和利用に夢を抱き、東北大学の原子核工学科に入学するが、在学中に原子力発電に関わる様々な問題点も同時に知ることとなる。その後、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線で被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家でありながら、そのリスクや問題点についての研究活動に精力的に取り組んできた。3月11日の地震以降、福島原発について昼夜を分かたず奮闘し続けている。

著 書:「放射能汚染の現実を超えて」北斗出版 、「隠される原子力・核の真実ー原子力の専門家が原発に反対するわけ」(創史社) 共著書:「原子力と共存できるか」かもがわ出版、「環境と人間」東京教学社、「人間と放射線」社会思想社

2011年3月29日火曜日

辺野古キャラバン・ファイナルin神戸、無事終了~4月2・3日は長野で上映

Cinema KOBEの9日間、ご来場いただいたみなさん、駆けつけてくれた友人のみなさん、ゲルを建てて盛り上げてくださったモンゴル系のみなさん、自作の映画を持ち寄って上映してくださったみなさん、沖縄からのメッセージを届けてくれたKEN子さん、声帯文藝館で盛り上げてくださったパギさん、はるまさん、裏方に徹して奮闘してくださった神戸のみなさん、そしてCinemaKOBEの三幣さんはじめスタッフのみなさん、プラネットEartHのみなさん、ありがとうございました。

日ごろはピンク映画を上映している映画館でしたので、「辺野古ってどんなポルノや?」というお問い合わせを頂いたり、また、映画館の前に建てたゲルには、好奇心いっぱいの子供たち(や酔っ払いのおっちゃんたち)がたくさんやってきたり、楽しいこともたくさんありました。

「震災と原発で、映画どころではないかな~」、「深刻な事態が起こったら、上映中止かな~」などと思いつつの幕開けでしたが、まずは、楽日まで上映できたことに感謝。同時開催の早川季良さんの石炭画展にも800名を超える方々のご来場を頂きました。

人として生き方に強く共感させられる「花であること」、たとえ原発震災が日本にどんな事態をもたらそうとも、大地とともに生きる草原の民の暮らしは、続いて行くのだと感じさせてくれたモンゴルの記録映画「ツェルゲル」。沖縄の今と私たちを結んでくれたKEN子さん、魂が揺さぶられるパギさんとはるまさんの「泥の河」。映画も文化も音楽も、どんな時にも必要なのだと改めて感じさせていただく機会となりました。

震災後、いくつかの上映が中止・延期となり、原発の行方も不安な中、私たち自身もこれからどうして行けば良いのか、自らの不安と悩みと同時並行の上映でしたが、多くの方々との出会いの中で、覚悟も決まったというか、やるべきことが見えてきたような気がします。

緊急に「原発震災・ニューズリール」のシリーズを作ることを決めました。
政府による情報の一方的垂れ流し(大本営発表)と闘わなければなりません。
(「ニューズリール」のNo.1は、神戸上映中に製作した京都大学原子炉研究所の小出裕章さんのインタビューです。)

神戸上映は、ファイナルと銘打ちましたが、今後もキャラバンは、地域ごとに続けてゆきたいと思っています。この期に及んでも、日本とアメリカ政府は、新基地建設を諦めないのですし、原発震災の本当のことも日本中に知らせていかなければならないと思っています。


4月の上映は、長野です。
お近くの皆さま、ぜひ、足をお運びくださいませ。

4月2日 松本(あがたの森文化会館) 第1部10:30~ 第2部 13:40~
4月3日 坂城町 14:00~ @坂城町中心市街地コミュニティセンター
上田市 17:30~ @上田勤労者福祉センター

詳細は辺野古キャラバン日程からご確認ください

2011年3月12日土曜日

<原発震災・ニューズリール>のお問い合わせ・お申し込み

<DVDの申し込み・お問い合わせ>

メールかFAXで、お送り先のお名前、郵便番号、ご住所、お電話番号、必要なDVDの種類・枚数をお知らせください。請求書と払い込み用紙を添えてお送りします。

影山あさ子事務所 marinesgohome@gmail.com
FAX:011-206-4570


<発 送>

メール便にてお送りします。通常、発送から4日ぐらいで到着します。
お急ぎの際は、レターパックなどでお届けしますが、その際は別途送料(350円~630円程度)ご負担ください。
郵便や郵便払い込み用紙でお申し込みされると、発送まで10日以上かかる場合がありますので、メールかfax、お電話(090-2052-9902)で、ご注文をご確認いただきますようお願いいたします。

お支払い方法>
*代金はDVD到着後に、同封の払い込み用紙でご送金ください。
同封の払い込み用紙以外でご送金の場合は、お振込みされる方のお名前・ご住所・電話番号等のほかに、払い込み用紙と請求書に記載されている番号(No.XXX)を通信欄にご記入ください。

郵便払い込み口座 02710-6-97826 「影山あさ子事務所」
郵貯銀行以外からお振込みの場合:郵貯銀行 店番号279 当座 0097826 支店名:二七九)

<領収証など>
郵便払い込みの際の控えを領収証としてください。
別途領収証が必要な方は、振込用紙に領収証の宛先をご記入の上、恐れ入りますが、ご請求金額に送料84円を追加してお送りください。

地震お見舞い申し上げます

みなさま

被害にあわれたみなさん、心からお見舞い申し上げます。

北海道も気味悪く揺れ、沿岸部には大きな津波が来ていますが、札幌の編集室は大丈夫です。また、キャラバン中の藤本監督は、関東・東海地方におりますが、元気に動いています。
(電話が通じないとご心配下さったみなさま、ご安心くださいませ)

昨日の横浜上映は、5月に延期となりました。
本日の静岡県西伊豆町の上映は、5月21日に延期します。
また、明日(3月13日)の早稲田上映も、延期となりました。
(余震も続き、建物も古いので)

いずれも延期後の日程・詳細は、改めてご案内いたします。

3月19日からの”辺野古キャラバン ファイナル”(神戸)は、もちろん!予定通り開催いたします。

藤本も影山も18日から神戸入り。
朝から(多分、夜まで)元町のプラネットEartHと新開地のCinema KOBEで搬入・設営です。(お手伝いいただける方も募集中・・・)

私自身も95年に神戸で阪神大震災を経験しました。
昨日の地震に、あの頃の様々な記憶と思いがよみがえってきます。
どうか、最悪の事態が起こりませんように。。

原発もいらないし、基地もいらない。
神戸で、みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

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揺れの大きかった地域・被災地のみなさんへ

地震が起こったら、必ず出口を確保してください。
家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。
まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。
停電している家はブレーカーを落としてください(火災予防)。
ガスの元栓も閉めてください。
家の中の物も壊れていたら、家の中でも靴を履いてください。

水が出ないとき・・・
食器にラップを巻くと洗わずに済みます。
生理用のナプキンも便利。下着を洗わずに済みます。
トイレも基本、流さない。流すときもきれいな水は使わず、家族がみんな用を足してから。
(大のほうは、新聞紙に包んでビニール袋などへ入れるなどする)
避難所の毛布は、端をたたんで袋状にすると少し暖かくすごせます。

車の外出は控える(停電だと信号もないし、救急車両の通り道を確保しないと)
電話の使用も最低限に。(災害伝言ダイヤルなど活用を)
余裕のある方は、助けが必要な人がいないか、近隣の方々に声をかけを。
(Webには様々な情報がありますが、アナログ環境の方には届きません。また日本語が出来ない人も情報が限られます)

メディアは、ヘリをむやみに飛ばさないでください。
見物されるのは、楽しくありません。
航空路をふさぎ、ヘリの音はうるさいし、不安をあおります。

被災地に向かう人は・・・
食料、水、宿、コンロなど自活できるよう準備をしてから。
そして、被曝に対する備えを。
大規模自然災害だけではありません。
知識と覚悟と判断力が必要です。

みなさん、どうかご無事で。
これ以上、どうか犠牲が増えませんように。

阪神淡路大震災の経験を思い出しながら・・・