2018年9月11日火曜日

完成!『宮古島からのSOS』(60分)

藤本幸久・影山あさ子共同監督作品
『宮古島からのSOS』
2018年/森の映画社/60分

撮影 中井信介・影山あさ子・一之瀬正史・藤本幸久  編集 藤本幸久・影山あさ子・中井信介
音楽 まさぼう / ナレーター 上里清美 / 映像提供 清水早子 / イラスト 藤野優哉
協力 沖縄ドローンプロジェクト・宮古島ピースアクション実行委員会・国立療養所宮古南静園・日本キリスト教団宮古島教会・仲里農園
著作 森の映画社

 
那覇から300キロ、台湾から400キロ、サンゴ礁の海に浮かぶ宮古島。
集落ごとに御嶽(うたき)と呼ばれる聖地がある。
御嶽の数は800を超える。宮古島は、信仰の島だ。
しかし今、ここに造られようとしているのは、陸上自衛隊ミサイル基地だ。


木々が切り倒され、植物は剥がされてゆく。基地建設の着工されてから、工事現場の入り口に立ち、毎日、抗議を続ける人びとがいる。工事現場の中にある御嶽が心配だ。ある日、ゲートを越えて中に入ると、御嶽の井戸はすっかり破壊されていた。10,000平方メートルの鬱蒼とした御嶽の森は切り倒され、わずか4000平方メートルのみを残すだけだった。「村に災いが起きたら・・・」と案じる人びと。


 人びとが、ゲートに立ち続ける原点は、戦争だ。かつての戦争で、多くの島民が犠牲になった。ハンセン病の療養所、南静園では259人のうち、110人が栄養失調とマラリアで死んだ。今度また、戦争になれば、食料が自給できない宮古島では、私たちはまた、餓死するしかないと島の人たちは言う。
 

現在、航空自衛隊のレーダー基地がある野原(のばる)岳は、かつて日本軍の司令部が置かれた場所だ。新たに基地が作られれば、野原集落は二つの基地に挟まれてしまう。
ミサイル基地が建設さているのは、宮古島だけではない。奄美大島、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島と、琉球弧全体を戦争の最前線基地にする計画がすすんでる。


ミサイル基地建設現場の真ん前で、メロンを作る農家の仲里さんは、「自分の故郷を戦場にはさせない、自分の畑の前から戦争が始まることは許さない」と声を挙げ続けている。宮古島からのSOS、住民たちの声に耳を傾けてほしい。宮古島で闘い続けている人々に、この映画で出会って欲しい。



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9/15(土)10:00~


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 =完成記念特別試写会=
9/22(土) 東京、9/24(月・休)新横浜
影山あさ子共同監督のトークあり。
同時上映「速報 辺野古 2018年8月」
参加費 1000円

(小島町2丁目33-1 京王線・調布駅南口から徒歩3分、調布市役所隣接)

9月24日(月・休) 新横浜/スペース・オルタ
(港北区新横浜2丁目8-4 オルタナティブ生活館B1F 新横浜駅から徒歩6分、東京ガス手前)

【プログラム(両日とも共通)】
13:30 開場
14:00 「宮古島からのSOS」上映
15:00 『速報 辺野古 2018年8月』(19分)
15:20 影山監督トーク
16:00 終了


=劇場公開=
10月より名古屋・大阪・沖縄・東京の劇場で順次公開予定

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★DVDのご案内★
「宮古島からのSOS」はDVDでも販売しています。
チラシは→こちら

個人視聴用 5000円
購入された本人、家族、友人など、10人未満で、観ることができます。
上映会や集会などで、使うことはできません。

上映権付 10,000円
有料でも無料でも、どんな規模の上映会でも、自由に何回でも開くことができます。
ただし、DVDを他の団体や個人に貸し出しての上映会はできません。
複製・コピーもできません。

【ご注文方法】 DVDの種類・枚数・お送り先ご住所・お名前・お電話番号を
FAX(03-3269-8296 森の映画社東京事務所)かメールでお知らせください。
*請求書と郵便払い込み用紙を添えてDVDをお送りします。
代金は到着後で結構です。