2011年11月23日水曜日

製作ニュース 2011年11月号

製作ニュースPDFはこちら

みなさま、いかがお過ごしですか?3月以降、「原発震災ニューズリール」の製作・普及を続けてきましたが、もちろん並行して映画の撮影も続けています。現在、以下のプロジェクトを進めています。

★原発震災ニューズリール 12枚のDVDができました!

3月11日の震災に始まる原子力災害。自らの頭で考える事が何より大切!と12種類のDVDを製作・普及中。

お勧めは、最新の3作品。

①小出裕章さん講演記録「被曝の時代」(68分)
~放射能とは?被ばくとは?という、「核」の基本から福島原発事故まで。放射能、原発事故の基本の学習会などにピッタリ。

②小出裕章さん 10月13日インタビュー 「フクシマの現実と責任」(56分)
~福島第1原発は今どうなっているのか、除染で戻れるのか、誰の責任なのか、今、本当に聞いてほしいこと。

③中手聖一さんの講演記録、「声を上げずには いられない」
~子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表の中手聖一さんの9月24日の講演。福島で何が起こっているのか、まず、当事者の声に耳を傾けてください。

各1000円で普及中ですが、12種類、全作品をまとめてご注文の方は、特価10000円でお届けします。

このDVDの売り上げが、今後の映画の製作資金になります。
ぜひ、ご協力ください。

★北海道のアイヌの漁師さんが主人公~「海のアイヌ」(仮題)


 オホーツク海に面した町・紋別で生まれ育った漁師の畠山敏さんは、先祖代々、この海で漁をしながら暮らしてきました。息子の俊光さんも漁師、孫たちも海と親しみながら暮らしています。

畠山さんは、長年、クジラを捕る権利をアイヌ民族の権利として復活するよう求め、また、サケやマスが自然産卵するモベツ川流域の管理をアイヌの権利として復活せよと求めてきました。

紋別の四季の景色の中で、民族の権利を求める畠山さんたちの撮影を進めています。これまでに、オホーツク海での漁の様子や、カムイチェップノミ(神の 魚・鮭を迎える儀式・写真)などを撮影しました。(今年はなかなか、川にサケが登らず、やきもきしていたのですが、「サケが上がってきた」と今日、電話が。この通信が届くころには、川で撮影をしていることでしょう)。

震災と原発事故は、紋別でも無縁ではありません。畠山さんが漁場としてきた三陸の港は津波で壊滅、娘さん一家も岩手県大槌町で亡くなりました。海の汚染も、どこまで広がるのか・・・。モベツ川の上流では、来春から稼働の予定で、今、産廃施設の建設が着々と進められています。完成してしまったら、どんなゴミが持ち込まれるのでしょう・・・。
畠山さんたちと一緒に考えながら撮影を進めています。


★「宮嶋望さんと新得共働学舎の人びと」(仮題)

 宮島望さんが北海道新得町(大雪山の麓の町)に共働学舎を作ったのは1978年。牛を飼い、野菜を作り、チーズを中心とするものづくりをしながら、現在、ここに約70人の人たちが暮らしています。多くは、「ひきこもり」「障害者」などと呼ばれ、悩みを抱えて、ここへやってきた人たちです。今、新得共働学舎の人たちの生活を支えているのは、チーズ。自分達の力を集め、どんな人にでも活動の可能性が見つけられるよう、随所に手仕事の場所を作ってきた、一見、非効率に見える共働学舎の営みが、良いチーズを作る条件になりました(世界に認められた、とても美味しいチーズ!)。しかし、これまでの30年と同様、70名の生活を支え、弱者・農業者に厳しい時代を生き残るための奮闘は今日も続いています。春の種まき、チーズづくりなど、折々、撮影を続けています。(写真は10月のチーズ品評会より)

★OKINAWA戦(いくさ)世(ゆ)(仮題)


 「Marines Go Home」の撮影を始めた2004年以来、沖縄での撮影を続けています。10月には名護市・辺野古、東村・高江、与那原町での撮影を行いました。辺野古では、基地建設に15年間反対し続けたおばあの沖縄戦の体験を聞き、ヘリパッド建設を止めるために、高江で今日も続く座り込みや高江の人たちの暮らしの様子を撮影させていただきました。
与那原町では、10月17日から、来年3月までの予定で始まった沖縄戦の遺骨の発掘の撮影を行っています。私もよく知っている北海道での発掘(強制連行・強制労働の犠牲者の遺骨)と大きく違うことは・・・戦場の発掘ということ。不発弾や砲弾の破片、手榴弾などがたくさん出てきます。遺骨はまだ、破片がいくつか見つかったところですが、最初から「事件性は無い」前提で警察が検証するという事もありません。辺野古で新基地建設を止め続けている辺野古のおじいやおばあの原点にあるのは、沖縄戦の体験ですが、辺野古や高江の事と合わせて、ひとつの作品にしてゆきたいと思っています。



★「発掘と和解―東アジア共同ワークショップの15年」(仮題)
~編集開始!~


戦前・戦中の強制連行、強制労働の犠牲者の遺骨発掘のために、日本と韓国、在日の若者たちが集まり、1997年に北海道幌加内町朱鞠内で始まった東アジア共同ワークショップ。かつての植民地支配の加害者と被害者の末裔として、共通する事実と向き合いながら、新しい東アジアの未来をつくろうとつながりあってきた若者たちの姿を2003年から撮影してきました。
撮影テープも300時間。編集にも1年以上かかります。いよいよ編集・完成すべく、文化庁の芸術文化振興基金に助成申請します。以下のような5部構成で考えています(「アメリカ~戦争する国の人びと」を凌ぐ10時間の大作になりそう・・・)

第1部:朱鞠内での発掘
第2部:韓国でのワークショップ~遺族探し
第3部:日・韓・在日・アイヌの若者たち
第4部:浅茅野での発掘
第5部:中国~東アジアの和解と平和を目指して

2011年10月16日日曜日

お待たせしました!原発震災ニューズリールNo.10が出来ました。

原発震災ニューズリール、シリーズ最新号、「フクシマの現実と責任」いよいよ普及開始。
2011年10月13日の小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)のインタビューです。

原発事故から7ヶ月がたった今、果たして、福島第1原発はどうなっているのか?
汚染はどこまで広がっているのか?
子どもたちを守るために、問われる責任とは?
小出裕章さんが「いま、聞いてほしいこと」が凝縮されたお話です。

併せて今、好評普及中の1枚は、小出さんの講演記録「被曝の時代」(68分)。
2011年6月19日に札幌で開かれた講演会の記録です。
放射能とは?被曝とは?という「核」の基本から、福島の原発事故まで。
学習会などに好適の1枚です。

これまでのシリーズと同様、いずれもく1枚1000円でお届けします。


原発震災ニューズリール、各号の詳細は、こちらから
チラシはこちら

2011年7月7日木曜日

福島の子どもを守れ上映キャンペーン~第2弾(8/1~11)

5月のキャンペーン上映に続き、新しいニューズリールシリーズ(No.7~9)と広河隆一さんの「チェルノブイリの真実」を持って、8月1日から11日間の日程で、無料キャンペーン上映・第2弾に取り組みます。
チラシはこちら  

★上映日程★

 8/1 宮城県白石市、8/2 川俣町、8/3 伊達市、二本松市、8/6 福島市、8/7 郡山市、8/8 会津坂下町、8/9 いわき市、8/10 南相馬市、8/11 栃木県那須塩原市 (詳細日程は下にあります)

★上映作品★
 <原発震災・ニューズリール>
原発震災・ニューズリールNo.7 (51)
「汚染の中で生きる-チェルノブイリから学ぶこと-
移住も出来ぬまま、汚染地に取り残されたチェルノブイリの被災者。25年後の今も続く深刻な健康被害。農業再生と地域復興を目指す「菜の花プロジェクト」。汚染の中でどう生きてゆくのか。
2011513日インタビュー
お話:河田 昌東さん
チェルノブイリ救援 中部・理事。専門は分子生物学、環境科学。チェルノブイリ原発事故の被災者への支援に20年来、取り組む。2006年から、土壌から放射能を除去し、農業復興による地域再生を目指す「菜の花プロジェクト」を開始。現在、福島県内でも精力的に調査、実践活動中。
原発震災・ニューズリールNo.8 (54)
「低線量被曝とは」
政府の避難基準・20ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の低線量では「健康被害は確認されていない」というのは、本当なのか。低線量被曝のリスクを詳細に解説。
2011621日インタビュー
お話:今中 哲二さん
京都大学原子炉実験所・助教。チェルノブイリ原発事故の放射能災害研究の第一人者。福島原発事故後の32829日、飯舘村で空中放射線および土壌の放射線調査を行い、飯舘村へ通う。
原発震災・ニューズリールNo.9 (56)
「3ヵ月後の今」
メルトダウン、メルトスルー、溢れそうな汚染水・・・事故から3ヶ月経った今、福島第一原発はどうなっているのか。明らかになりつつある汚染の実態。私たちはどう暮らしてゆくべきなのか。
2011621日インタビュー
お話:小出 裕章さん
京都大学原子炉実験所・助教。専門は放射線計測、原子力安全。伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故、福島原発事故でも、一貫して放射線で被害を受ける住民の側に立ち続ける。


<特別上映作品>
 総監修・撮影 広河隆一
「チェルノブイリの真実」60分)
~追い続けた10年間、生命(いのち)の映像記録〜
3日経てば戻れると思い家を離れたまま、帰ることができない原発周辺の住民たち。急増する白血病や甲状腺ガンの子どもたち。避難したくても、仕事も無く、汚染地帯に留まる家族たち。そして、情報を隠す政府・・・。フォトジャーナリスト・広河隆一さんが、10年間に14回、現地に足を運び、被災者に寄り添いながら記録したチェルノブイリ原発事故の真実。(1996年製作)

★各地の上映の詳細★

スケジュール
各会場とも入場無料。予約はいりません。直接会場へお越しください。

8/1(月) 18:00~ 宮城県白石市
中央公民館 視聴覚室(字寺屋敷前25番地6 ℡0224-22-1343)
お問い合わせ:太田茂樹さん 電話0224762015 メール soya@k2.dion.ne.jp
18:00 今中哲二「低線量被曝とは」
19:00 河田昌東「汚染の中で生きる」 上映後、意見交換
       
8/2() 1700-2100  川俣町
鶴沢公民館(大字鶴沢字学校前31) 
問い合わせ:佐藤幸子さん090-3923-2529
 17:00小出裕章「3か月後の今」
 18:00広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:00河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換
8/3(水) 1330-15:30 伊達市霊山町
小国ふれあいセンター伊達市霊山町大字上小国字腰巻7 ℡.024-588-1151) 
 主催:上・下小国町区民会 お問い合わせ 大沼さん 電話:024-586-1507
 今中哲二「低線量被曝とは」上映(13:30~)と市民放射能測定所の方にお話。意見交換

8/3(水) 1800-2100 二本松市
男女共生センター (二本松市郭内一丁目196-10243-23-8301)
お問い合わせ:関さん 090-7520-3787
18:00今中哲二「低線量被曝とは」
19:00河田昌東「汚染の中で生きる」
上映後、意見交換。

8/6() 10302100 福島市
コラッセ福島 5F研修室A・B(JR福島駅西口徒歩3分 ℡.024-525-0489
小出裕章「3か月後の今」①1030 15:30
今中哲二「低線量被曝とは」①1145 1645
広河隆一「チェルノブイリの真実」①13:00 18:00
河田昌東「汚染の中で生きる」①14:15 1915
上映後、意見交換(~2045

8/7() 10:30~17:00 郡山市
福島県教職員組合郡山支部会館(桑野2丁目33-9 .024-932-2144
10:30 小出裕章「3か月後の今」
11:45 今中哲二「低線量被曝とは」
13:00 広河隆一「チェルノブイリの真実」
14:15 河田昌東「汚染の中で生きる」
15:30 小出裕章講演記録「被曝の時代」(68分)
上映後、意見交換

8/8() 17:30~21:00 会津坂下町
健康管理センター(字五反田1295- .0242831000)
問い合わせ:千葉 090-8424-2398
 17:30 小出裕章講演記録「被曝の時代」
 18:40 広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:50 河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換。
 主催:お産と地域医療を考える会津の会 
 
8/9()  10302100 いわき市
労働福祉会館(平字堂ノ前22番地 .0246-24-2511)
 小出裕章「3か月後の今」①1030 15:30
 今中哲二「低線量被曝とは」①1145 1645
 広河隆一「チェルノブイリの真実」①13:00 18:00
 河田昌東「汚染の中で生きる」①14:15 1915
 上映後、意見交換(~2045

8/10() 18:00-21:00 南相馬市
ラフィーヌ(福島県南相馬市朝日町2-29)
 17:00 小出裕章講演記録「被曝の時代」
 19:10 広河隆一「チェルノブイリの真実」
 上映後、意見交換(~21:00)
お問い合わせ:吉田さん 090-9741-7508・箱崎さん 080-3128-3882

8/11()  17:002100 栃木県那須塩原市
那須セミナーハウス(那須塩原市槻沢420-22)
 17:00~小出裕章「3か月後の今」(会場①)
       今中哲二「低線量被曝とは」(会場②)
 18:00~広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:00~河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換
 主催:みちのく応援隊 http://sites.google.com/site/michinokuoentai/ 
  問い合わせ 山下崇 090-9335-7184 nsh@ari-edu.org

*ツアー全体についての問い合わせ:
藤本幸久 090-8278-6839

2011年6月12日日曜日

<原発震災・ニューズリール>第2期シリーズのNo.4まで出来ました。

<原発震災・ニューズリール>
最新号


2012年より、原発震災ニューズリールは第2期シリーズ「フクシマ後の世界」を製作中。第1期シリーズの12枚に加え、第2期シリースは、これまでに以下の4つができました。

講演記録 2013年9月15日 SHINTOKU空想の森映画祭(123分)

小出裕章 京都大学原子炉実験所
「被曝の時代を生きる」

Ⅱ‐No.4 2013年2月12日インタンビュー(53分)
小出裕章 京都大学原子炉実験所
「フクシマ2年」


Ⅱ‐No.3 2012年4月18日インタンビュー(63分)
小出裕章 京都大学原子炉実験所
「子どもの命を守るには」

Ⅱ‐No.2 2011年12月8日インタンビュー(72分)
松井英介 岐阜環境医学研究所
「内部被爆の基礎知識」

Ⅱ-No.1 2011年12月1日インタビュー(64分)
水口憲哉 東京海洋大学名誉教授
「海の汚染、魚の汚染」

第2期シリーズのチラシはこちら
第1期シリーズのチラシはこちら
講演記録「被曝の時代を生きる」のチラシはこちら

各DVDの紹介は、下にあります(もっと読むをクリック)。頒価は各1000円。
(第1期シリーズは、12枚セットでご注文いただくとセット価格1万円になります)

今必要なことは、自分の頭で考えること。これらのDVDが、みなさんの考える材料になることを願っています。どうか、一人でも多くの方と、ご覧ください。

★お話していただいた方々のプロフィールはこちら
★お申し込み方法はこちら

2011年6月10日金曜日

<原発震災・ニューズリール>でお話していただいた方々

小出裕章(こいでひろあき)さん
京都大学原子炉実験所・助教。専門は放射線計測、原子力安全。東北大学の原子核工学科在学中に原子力発電に関わる様々な問題点を知り、その後、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線で被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家として、そのリスクや問題点についての研究活動に精力的に取り組んできた。
著 書:「放射能汚染の現実を超えて」北斗出版 、「隠される原子力・核の真実-専門家が原発に反対するわけ」(創史社)など

★村田三郎(むらたさぶろう)さん★
内科医。阪南中央病院副院長1947年高知県で生まれ、1972年大阪大学医学部を卒業。大阪大学医学部附属病院で内科研修、同病院放射線科に勤務の後、1978年から阪南中央病院に内科医として勤務。水俣病、原爆被爆や原発労働者の被曝・労災、JCO臨界事故の裁判に関わってきた。内部被曝にも警鐘を鳴らし続けている。

今中哲二いまなか・てつじ)さん★
京都大学原子炉実験所・助教。研究課題は原子力施設がもたらす環境影響に関する研究、広島・長崎原爆による中性子線量評価に関する研究。チェルノブイリ原発事故の放射能災害研究の第一人者。「チェルノブイリ事故による放射能災害---国際共同研究報告書」を1998年にまとめ、2007年には「チェルノブイリ原発事故の実相解明への多角的アプローチ---20年を機会とする事故被害のまとめ」を編集。福島原発事故後の328日~29日、飯舘村で空中放射線および土壌の放射線調査を行い、引き続き飯舘村へ通っている。著書(共著)に「チェルノブイリ10年―大惨事がもたらしたもの」(原子力資料情報室)、「チェルノブイリ」を見つめなおすー20年後のメッセージ(原子力資料情報室)など。

河田昌東(かわだ・まさはる)さん★
1940年秋田県生まれ。2004年に名古屋大学理学部を定年退職。現在、四日市大学非常勤講師。専門は分瀬生物学、環境科学。1960年代から、四日市公害裁判や芦浜原発建設反対運動などに参加。1990年より、チェルノブイリ救援・中部の代表や理事として、原発事故被害者の救援に取り組む。1995年からは、遺伝子組み換え問題にも取り組んでいる。
チェルノブイリ救援・中部」は、チェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたウクライナで、現地の団体と協力して、粉ミルクを送る、医薬品や医療機器を送るなどの支援に取り組んでいる。2006年からは、さらに、土壌から放射能を除去し、農業復興による地域再生を目指す「菜の花プロジェクト」を開始。

★中手聖一(なかて・せいいち)さん★

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(通称:子ども福島)代表。福島市渡利地区在住。放射線の影響に不安を持つ父母らが中心となり、発足した「子ども福島」は、深刻な汚染と向き合いながら、年間20ミリシーベルトの被曝基準の撤回、避難者に対しての支援、子どもたちの被曝低減対策など、様々な活動に取り組んでいる。中手さんも妻と子供は岡山へ避難させ、単身、福島に留まりながら活動を続けている。



水口憲哉(みずぐち・けんや)さん★
東京海洋大学名誉教授、現在は千葉県いすみ市で資源維研究所主宰。専門は人と魚と水の関係学。六ヶ所村再処理工場など、原発関連施設の問題を30年以上研究・指摘し続ける。『海と魚と原子力発電所』(農文協)、『放射能がクラゲとやってくる』『これからどうなる海と大地』(七つ森書館)、『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル』(共著・別冊宝島)など著書多数。

★松井英介(まつい・えいすけ)さん★
内科医。2001年まで岐阜大学医学部助教授。退任後、岐阜環境医学研究所所長。「内部被曝学会」設立に向けて奮闘中。著書に『見えない恐怖 放射線内部被曝』(旬報社)


2011年5月13日金曜日

福島の子どもを守れキャンペーン~福島緊急無料上映(5月20日~26日)

島原発の事故発生当初から、日本政府は事故を小さくみせる努力を続けているように見えます。
でも、放射能の影響は、本当は、どこまで広がっているのでしょう?
福島の子どもたちは、大丈夫なのでしょうか?

監督の藤本幸久が、自らフィルムを持って福島県内を上映して回ります。
ぜひ、上映会にご来場ください。各会場とも入場は無料、申し込みも不要です。
子どもたちのためにも、ぜひ、住民の立場に立つ研究者・医師の声に耳を傾けてください。
本当のことを知って初めて、未来を考えることが出来るのではないでしょうか。
+チラシは→こちら

2011年5月12日木曜日

2011年4月23日土曜日

原発震災・ニューズリールNo.1~No.4 緊急無料上映!

京都大学原子炉実験所の小出裕章さんのインタビューをまとめた<原発震災・ニューズリール>のNo.1とNo.2、阪南中央病院副院長の村田三郎さんへのインタビューをまとめたNo.3とNo.4(4月27日発売予定)を札幌で緊急無料上映いたします。
本当は何が起こっているのか-小出さん、村田さんの話は私たちに考える視座を与えてくれるはずです。ぜひ、ご来場くださいませ。

原発震災・ニューズリール No.1~No.4
緊急・無料上映会

日時:4月28日(木)・29日(金・休)
場所:さっぽろエルプザF・環境研修室
札幌市北区北8条西3丁目・札幌駅北口直結 TEL:728-1222(代)
入場無料

2011年4月19日火曜日

DVD出来ました。小出裕章(京都大学原子炉実験所)「福島原発で何が起こっているのか」 -その2-

4月14日にインタビューしたNo.2。前回、<原発震災・ニューズリール No.1>でインタビューしたのが3月25日。その後、起こっていることについて、お話していただきました。


(主な内容)
汚染水はどこから来るのか/放出された”低レベル汚染水”とは/果たして事態は改善に向かっているのか/避難地域への帰宅の可能性や条件は/今後に備えて-破局事故の可能性は?

2011年3月31日木曜日

DVD小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)「福島原発で何が起こっているのか」

地震に続いて、深刻な原子力災害が進行する中、緊急に「原発震災・ニューズリール」シリーズを製作することに決めました。

テレビをはじめとする大手メディアが、「大本営発表」を一方的に垂れ流し続ける中、何より大切なことは自分の頭で考えることなのだと思います。そしてそのためには、考える材料が必要なのだと思い至りました。

「原発震災・ニューズリール」第1号は、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんです。3月25日インタビューしたものを56分にまとめました。

<原発震災・ニューズリール No.1/ 2011325日>

小出 裕章(京都大学原子炉実験所)
「福島原発で何が起こっているのか」
DVD56分 頒価 1000(送料込み)
製作・著作 森の映画社・影山事務所

監督 藤本幸久インタビュアー 影山あさ子撮影 栗原良介

2011年3月30日水曜日

上映会・「福島原発で何が起こっているのか」

私たちに出来ることは、まず知ること。
楽観視するのでもなくパニックになるのでもなく、
冷静にまず事実を。

2011年3月25日に京都大学原子炉実験所の
出裕章さんにインタビュー。
56分にまとめたものを終日、上映します【札幌】。

【上映会】

小出 裕章(京都大学原子炉実験所)
「福島原発で何が起こっているのか」
<原発震災・ニューズリール No.1/ 2011年3月25日>
森の映画社製作/監督 藤本幸久インタビュアー 影山あさ子撮影 栗原良介

日  時:4月6日(木)
場  所:かでる2・7【札幌】 1050会議室
上  映: 7回上映(上映時間56分/各回、先着50名)
①10:00~ ②11:30~ ③13:00~ ④14:30~ ⑤16:00~ ⑥17:30~ ⑦19:00~ 

主催:ドキュメンタリー映画をみる会(札幌市厚別区厚別東4-8-17-12 2F 影山事務所内) 問い合わせ:090-8278-6839(藤本幸久)

小出裕章(こいでひろあき)さん> 
専門は放射線計測、原子力安全。原子力の平和利用に夢を抱き、東北大学の原子核工学科に入学するが、在学中に原子力発電に関わる様々な問題点も同時に知ることとなる。その後、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線で被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家でありながら、そのリスクや問題点についての研究活動に精力的に取り組んできた。3月11日の地震以降、福島原発について昼夜を分かたず奮闘し続けている。

著 書:「放射能汚染の現実を超えて」北斗出版 、「隠される原子力・核の真実ー原子力の専門家が原発に反対するわけ」(創史社) 共著書:「原子力と共存できるか」かもがわ出版、「環境と人間」東京教学社、「人間と放射線」社会思想社

2011年3月29日火曜日

辺野古キャラバン・ファイナルin神戸、無事終了~4月2・3日は長野で上映

Cinema KOBEの9日間、ご来場いただいたみなさん、駆けつけてくれた友人のみなさん、ゲルを建てて盛り上げてくださったモンゴル系のみなさん、自作の映画を持ち寄って上映してくださったみなさん、沖縄からのメッセージを届けてくれたKEN子さん、声帯文藝館で盛り上げてくださったパギさん、はるまさん、裏方に徹して奮闘してくださった神戸のみなさん、そしてCinemaKOBEの三幣さんはじめスタッフのみなさん、プラネットEartHのみなさん、ありがとうございました。

日ごろはピンク映画を上映している映画館でしたので、「辺野古ってどんなポルノや?」というお問い合わせを頂いたり、また、映画館の前に建てたゲルには、好奇心いっぱいの子供たち(や酔っ払いのおっちゃんたち)がたくさんやってきたり、楽しいこともたくさんありました。

「震災と原発で、映画どころではないかな~」、「深刻な事態が起こったら、上映中止かな~」などと思いつつの幕開けでしたが、まずは、楽日まで上映できたことに感謝。同時開催の早川季良さんの石炭画展にも800名を超える方々のご来場を頂きました。

人として生き方に強く共感させられる「花であること」、たとえ原発震災が日本にどんな事態をもたらそうとも、大地とともに生きる草原の民の暮らしは、続いて行くのだと感じさせてくれたモンゴルの記録映画「ツェルゲル」。沖縄の今と私たちを結んでくれたKEN子さん、魂が揺さぶられるパギさんとはるまさんの「泥の河」。映画も文化も音楽も、どんな時にも必要なのだと改めて感じさせていただく機会となりました。

震災後、いくつかの上映が中止・延期となり、原発の行方も不安な中、私たち自身もこれからどうして行けば良いのか、自らの不安と悩みと同時並行の上映でしたが、多くの方々との出会いの中で、覚悟も決まったというか、やるべきことが見えてきたような気がします。

緊急に「原発震災・ニューズリール」のシリーズを作ることを決めました。
政府による情報の一方的垂れ流し(大本営発表)と闘わなければなりません。
(「ニューズリール」のNo.1は、神戸上映中に製作した京都大学原子炉研究所の小出裕章さんのインタビューです。)

神戸上映は、ファイナルと銘打ちましたが、今後もキャラバンは、地域ごとに続けてゆきたいと思っています。この期に及んでも、日本とアメリカ政府は、新基地建設を諦めないのですし、原発震災の本当のことも日本中に知らせていかなければならないと思っています。


4月の上映は、長野です。
お近くの皆さま、ぜひ、足をお運びくださいませ。

4月2日 松本(あがたの森文化会館) 第1部10:30~ 第2部 13:40~
4月3日 坂城町 14:00~ @坂城町中心市街地コミュニティセンター
上田市 17:30~ @上田勤労者福祉センター

詳細は辺野古キャラバン日程からご確認ください

2011年3月12日土曜日

<原発震災・ニューズリール>のお問い合わせ・お申し込み

<DVDの申し込み・お問い合わせ>

メールかFAXで、お送り先のお名前、郵便番号、ご住所、お電話番号、必要なDVDの種類・枚数をお知らせください。請求書と払い込み用紙を添えてお送りします。

影山あさ子事務所 marinesgohome@gmail.com
FAX:011-206-4570


<発 送>

メール便にてお送りします。通常、発送から4日ぐらいで到着します。
お急ぎの際は、レターパックなどでお届けしますが、その際は別途送料(350円~630円程度)ご負担ください。
郵便や郵便払い込み用紙でお申し込みされると、発送まで10日以上かかる場合がありますので、メールかfax、お電話(090-2052-9902)で、ご注文をご確認いただきますようお願いいたします。

お支払い方法>
*代金はDVD到着後に、同封の払い込み用紙でご送金ください。
同封の払い込み用紙以外でご送金の場合は、お振込みされる方のお名前・ご住所・電話番号等のほかに、払い込み用紙と請求書に記載されている番号(No.XXX)を通信欄にご記入ください。

郵便払い込み口座 02710-6-97826 「影山あさ子事務所」
郵貯銀行以外からお振込みの場合:郵貯銀行 店番号279 当座 0097826 支店名:二七九)

<領収証など>
郵便払い込みの際の控えを領収証としてください。
別途領収証が必要な方は、振込用紙に領収証の宛先をご記入の上、恐れ入りますが、ご請求金額に送料84円を追加してお送りください。

地震お見舞い申し上げます

みなさま

被害にあわれたみなさん、心からお見舞い申し上げます。

北海道も気味悪く揺れ、沿岸部には大きな津波が来ていますが、札幌の編集室は大丈夫です。また、キャラバン中の藤本監督は、関東・東海地方におりますが、元気に動いています。
(電話が通じないとご心配下さったみなさま、ご安心くださいませ)

昨日の横浜上映は、5月に延期となりました。
本日の静岡県西伊豆町の上映は、5月21日に延期します。
また、明日(3月13日)の早稲田上映も、延期となりました。
(余震も続き、建物も古いので)

いずれも延期後の日程・詳細は、改めてご案内いたします。

3月19日からの”辺野古キャラバン ファイナル”(神戸)は、もちろん!予定通り開催いたします。

藤本も影山も18日から神戸入り。
朝から(多分、夜まで)元町のプラネットEartHと新開地のCinema KOBEで搬入・設営です。(お手伝いいただける方も募集中・・・)

私自身も95年に神戸で阪神大震災を経験しました。
昨日の地震に、あの頃の様々な記憶と思いがよみがえってきます。
どうか、最悪の事態が起こりませんように。。

原発もいらないし、基地もいらない。
神戸で、みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

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揺れの大きかった地域・被災地のみなさんへ

地震が起こったら、必ず出口を確保してください。
家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。
まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。
停電している家はブレーカーを落としてください(火災予防)。
ガスの元栓も閉めてください。
家の中の物も壊れていたら、家の中でも靴を履いてください。

水が出ないとき・・・
食器にラップを巻くと洗わずに済みます。
生理用のナプキンも便利。下着を洗わずに済みます。
トイレも基本、流さない。流すときもきれいな水は使わず、家族がみんな用を足してから。
(大のほうは、新聞紙に包んでビニール袋などへ入れるなどする)
避難所の毛布は、端をたたんで袋状にすると少し暖かくすごせます。

車の外出は控える(停電だと信号もないし、救急車両の通り道を確保しないと)
電話の使用も最低限に。(災害伝言ダイヤルなど活用を)
余裕のある方は、助けが必要な人がいないか、近隣の方々に声をかけを。
(Webには様々な情報がありますが、アナログ環境の方には届きません。また日本語が出来ない人も情報が限られます)

メディアは、ヘリをむやみに飛ばさないでください。
見物されるのは、楽しくありません。
航空路をふさぎ、ヘリの音はうるさいし、不安をあおります。

被災地に向かう人は・・・
食料、水、宿、コンロなど自活できるよう準備をしてから。
そして、被曝に対する備えを。
大規模自然災害だけではありません。
知識と覚悟と判断力が必要です。

みなさん、どうかご無事で。
これ以上、どうか犠牲が増えませんように。

阪神淡路大震災の経験を思い出しながら・・・

2011年2月17日木曜日

2~3月上映予定&ファイナル上映 in 神戸。

昨年9月から始めたキャラバン上映、これまでに105箇所、約7000人の方々にご覧頂くことが出来ました。上映していただいたみなさん、参加していただいた皆さん、ありがとうございます。

これからの上映予定をお知らせします。

ファイナル上映は、3月19日【土】~27日【日】、Cinema KOBE(神戸)です。
私たちの映画の他、モンゴルデーあり、パギやんのステージあり、沖縄の行動するミュージシャン・KEN子さんコンサートあり、映画館の外にはゲルも建ちます。
ぜひ、ご来場くださいませ~
(藤本監督の映画「闇を掘る」に登場する早川季良さんの石炭画展もプラネットEartHで当時開催。)

こんな感じ!?
【2-3月の上映予定】
*各上映の時間・場所などの詳細は、こちらから。

2月26日(土) 東京・品川
2月27日(日) 新潟県・新潟市
3月 1日(火) 神奈川県・川崎市
3月 3日(木) 静岡県静岡市
3月 5日(土) 千葉県・御宿
3月 6日(日) 東京・北区
3月 8日(火) 神奈川県・横浜市
3月 8日(火) 北海道岩見沢市
3月 9日(水) 千葉県上総一ノ宮
3月11日(金) 神奈川県・横浜市
3月12日(土) 静岡県・西伊豆町
3月13日(日) 東京・早稲田
3月16日(水) 東京・中野区

3月20日(日) 愛知県・名古屋市 



3月19日(土)-27日(日)
辺野古キャラバン・ファイナル!【神戸】
@Cinema KOBE
上映・イベントのタイムテーブル→こちら
上映作品
<藤本幸久監督作品>
毎日、日替わりプログラムで上映
「また、また、辺野古になるまで」
Marines Go Home 2008
ONE SHOT ONE KILL
「アメリカばんざい-crazy as usual
「アメリカ-戦争する国の人びと」
「闇を掘る」~人間に閉山はない。一人ひとりの中に炭鉱(ヤマ)は生きている

<特別上映>
■金成日監督作品1985年 花であること」(321) 予告編
       ~神戸生まれの華僑・徐翠珍さんの生き様を通し、入管法と「指紋の今」を告発する
■木村修監督作品「立ち上がるイラク帰還兵(IVAW)」(3.27)
     ~「テロとの戦争」を超える人間と人間の連帯 
<新開地にゲルが建つ~モンゴル・デー(321)>
■小貫雅男監督作品「四季 遊牧-ツェルゲルの人々」
       ~モンゴルの山岳・砂漠の村ツェルゲルの四季折々の自然と人々の暮らし
■辺野古・高江・泡瀬最新情報満載!
 ~辺野古とモンゴルを結ぶ~KENコンサート
<スペシャル・ゲスト> 
■浪花の歌う巨人 パギやん(趙博)声体文藝館 『泥の河』(3.27)
ピアノ伴奏 ハルマ・ゲン

■料金
フリーパス券(3000円/期間中、全てのプログラムをご鑑賞いただけます)
1プログラム券(1000円)
ただし、3月27日(土)の「泥の河」は2000円


■各プログラムと作品の詳細は、以下のチラシをご覧ください。
  クリックすると大きな画像でご覧いただけます。

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