2012年1月12日木曜日

2012年から、原発震災ニューズリールは第2期シリーズです。

今年もよろしくお願いいたします。

昨年来、製作してきた原発震災ニューズリールは、2012年から第2期シリーズ「フクシマ後の世界」になります。

第1弾は、以下の2作品。


Ⅱ-No.1 2011年12月1日インタビュー(64分)

水口憲哉(東京海洋大学名誉教授)

「海の汚染、魚の汚染」


陸上の汚染以上に、複雑で見えにくい海の汚染。3.11までは、平均0.3ベクレル/kgだった魚の汚染。現在の暫定基準は500ベクレル。ブリ、マグロ、ヒラメ・・・日常、食卓に登る魚の汚染と危険度を私たちは、どのように考えればよいのか。


水口憲哉(みずぐち・けんや)さん★
東京海洋大学名誉教授、現在は千葉県いすみ市で資源維研究所主宰。専門は人と魚と水の関係学。六ヶ所村再処理工場など、原発関連施設の問題を30年以上研究・指摘し続ける。『海と魚と原子力発電所』(農文協)、『放射能がクラゲとやってくる』『これからどうなる海と大地』(七つ森書館)、『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル』(共著・別冊宝島)など著書多数。

Ⅱ‐No.2 2011年12月8日インタンビュー(72分)

松井英介(岐阜環境医学研究所)

「内部被曝の基礎知識」


体の中に取り込まれた放射性物質は、長年にわたって放射線を発し続ける。広島・長崎・ビキニ水爆実験・セラフィールド再処理工場・湾岸戦争・チェルノブイリ原発事故が引き起こしてきた内部被曝による健康被害。原子力産業を維持するために、ICRP(国際放射線防護委員会)が無視し続けた内部被曝の現実とメカニズム。医師の立場からその危険性を訴える

★松井英介(まつい・えいすけ)さん★
内科医。2001年まで岐阜大学医学部助教授。退任後、岐阜環境医学研究所所長。「内部被曝学会」設立に向けて奮闘中。著書に『見えない恐怖 放射線内部被曝』(旬報社)

原発震災ニューズリールシリーズの詳細、チラシ、お申し込み方法などは、こちらから

2011年11月25日金曜日

中手聖一さん講演DVD「声を上げずには いられない」

<原発震災・ニューズリール>最新号は、9月24日収録の講演記録・中手聖一さん(放射能から子どもを守る福島ネットワーク代表)「声を上げずには いられない」です。第1部が講演(71分)、第2部が質疑(46分)です。質疑には、札幌へ避難されている方々も参加しています。
疎開、避難、強いられる被曝・・・私たちができる事は?「復興報道」に専心するメディアが伝えようとしない、福島の人たちの声にぜひ、耳を傾けてください。


3月から作ってきた「原発震災ニューズリール」は、No.1-No.10と小出裕章さん、中手聖一さんの講演記録の12枚を第1期分として、ひとまず完成です。


第2期シリーズは12月より刊行予定で、No.1は「海の汚染・魚の汚染」をテーマに、水口憲哉さん(東京海洋大学名誉教授/資源維持研究所主宰)にお話をうかがいます。



DVDは各1,000円で普及中ですが、第1期分12枚をまとめてご注文の際は、セット価格10,000円でお届けいたします。

各DVDの詳細、お申込み方法、問い合わせ先などは、右からご覧ください。

2011年11月23日水曜日

製作ニュース 2011年11月号

製作ニュースPDFはこちら

みなさま、いかがお過ごしですか?3月以降、「原発震災ニューズリール」の製作・普及を続けてきましたが、もちろん並行して映画の撮影も続けています。現在、以下のプロジェクトを進めています。

★原発震災ニューズリール 12枚のDVDができました!

3月11日の震災に始まる原子力災害。自らの頭で考える事が何より大切!と12種類のDVDを製作・普及中。

お勧めは、最新の3作品。

①小出裕章さん講演記録「被曝の時代」(68分)
~放射能とは?被ばくとは?という、「核」の基本から福島原発事故まで。放射能、原発事故の基本の学習会などにピッタリ。

②小出裕章さん 10月13日インタビュー 「フクシマの現実と責任」(56分)
~福島第1原発は今どうなっているのか、除染で戻れるのか、誰の責任なのか、今、本当に聞いてほしいこと。

③中手聖一さんの講演記録、「声を上げずには いられない」
~子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表の中手聖一さんの9月24日の講演。福島で何が起こっているのか、まず、当事者の声に耳を傾けてください。

各1000円で普及中ですが、12種類、全作品をまとめてご注文の方は、特価10000円でお届けします。

このDVDの売り上げが、今後の映画の製作資金になります。
ぜひ、ご協力ください。

★北海道のアイヌの漁師さんが主人公~「海のアイヌ」(仮題)


 オホーツク海に面した町・紋別で生まれ育った漁師の畠山敏さんは、先祖代々、この海で漁をしながら暮らしてきました。息子の俊光さんも漁師、孫たちも海と親しみながら暮らしています。

畠山さんは、長年、クジラを捕る権利をアイヌ民族の権利として復活するよう求め、また、サケやマスが自然産卵するモベツ川流域の管理をアイヌの権利として復活せよと求めてきました。

紋別の四季の景色の中で、民族の権利を求める畠山さんたちの撮影を進めています。これまでに、オホーツク海での漁の様子や、カムイチェップノミ(神の 魚・鮭を迎える儀式・写真)などを撮影しました。(今年はなかなか、川にサケが登らず、やきもきしていたのですが、「サケが上がってきた」と今日、電話が。この通信が届くころには、川で撮影をしていることでしょう)。

震災と原発事故は、紋別でも無縁ではありません。畠山さんが漁場としてきた三陸の港は津波で壊滅、娘さん一家も岩手県大槌町で亡くなりました。海の汚染も、どこまで広がるのか・・・。モベツ川の上流では、来春から稼働の予定で、今、産廃施設の建設が着々と進められています。完成してしまったら、どんなゴミが持ち込まれるのでしょう・・・。
畠山さんたちと一緒に考えながら撮影を進めています。


★「宮嶋望さんと新得共働学舎の人びと」(仮題)

 宮島望さんが北海道新得町(大雪山の麓の町)に共働学舎を作ったのは1978年。牛を飼い、野菜を作り、チーズを中心とするものづくりをしながら、現在、ここに約70人の人たちが暮らしています。多くは、「ひきこもり」「障害者」などと呼ばれ、悩みを抱えて、ここへやってきた人たちです。今、新得共働学舎の人たちの生活を支えているのは、チーズ。自分達の力を集め、どんな人にでも活動の可能性が見つけられるよう、随所に手仕事の場所を作ってきた、一見、非効率に見える共働学舎の営みが、良いチーズを作る条件になりました(世界に認められた、とても美味しいチーズ!)。しかし、これまでの30年と同様、70名の生活を支え、弱者・農業者に厳しい時代を生き残るための奮闘は今日も続いています。春の種まき、チーズづくりなど、折々、撮影を続けています。(写真は10月のチーズ品評会より)

★OKINAWA戦(いくさ)世(ゆ)(仮題)


 「Marines Go Home」の撮影を始めた2004年以来、沖縄での撮影を続けています。10月には名護市・辺野古、東村・高江、与那原町での撮影を行いました。辺野古では、基地建設に15年間反対し続けたおばあの沖縄戦の体験を聞き、ヘリパッド建設を止めるために、高江で今日も続く座り込みや高江の人たちの暮らしの様子を撮影させていただきました。
与那原町では、10月17日から、来年3月までの予定で始まった沖縄戦の遺骨の発掘の撮影を行っています。私もよく知っている北海道での発掘(強制連行・強制労働の犠牲者の遺骨)と大きく違うことは・・・戦場の発掘ということ。不発弾や砲弾の破片、手榴弾などがたくさん出てきます。遺骨はまだ、破片がいくつか見つかったところですが、最初から「事件性は無い」前提で警察が検証するという事もありません。辺野古で新基地建設を止め続けている辺野古のおじいやおばあの原点にあるのは、沖縄戦の体験ですが、辺野古や高江の事と合わせて、ひとつの作品にしてゆきたいと思っています。



★「発掘と和解―東アジア共同ワークショップの15年」(仮題)
~編集開始!~


戦前・戦中の強制連行、強制労働の犠牲者の遺骨発掘のために、日本と韓国、在日の若者たちが集まり、1997年に北海道幌加内町朱鞠内で始まった東アジア共同ワークショップ。かつての植民地支配の加害者と被害者の末裔として、共通する事実と向き合いながら、新しい東アジアの未来をつくろうとつながりあってきた若者たちの姿を2003年から撮影してきました。
撮影テープも300時間。編集にも1年以上かかります。いよいよ編集・完成すべく、文化庁の芸術文化振興基金に助成申請します。以下のような5部構成で考えています(「アメリカ~戦争する国の人びと」を凌ぐ10時間の大作になりそう・・・)

第1部:朱鞠内での発掘
第2部:韓国でのワークショップ~遺族探し
第3部:日・韓・在日・アイヌの若者たち
第4部:浅茅野での発掘
第5部:中国~東アジアの和解と平和を目指して

2011年10月16日日曜日

お待たせしました!原発震災ニューズリールNo.10が出来ました。

原発震災ニューズリール、シリーズ最新号、「フクシマの現実と責任」いよいよ普及開始。
2011年10月13日の小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)のインタビューです。

原発事故から7ヶ月がたった今、果たして、福島第1原発はどうなっているのか?
汚染はどこまで広がっているのか?
子どもたちを守るために、問われる責任とは?
小出裕章さんが「いま、聞いてほしいこと」が凝縮されたお話です。

併せて今、好評普及中の1枚は、小出さんの講演記録「被曝の時代」(68分)。
2011年6月19日に札幌で開かれた講演会の記録です。
放射能とは?被曝とは?という「核」の基本から、福島の原発事故まで。
学習会などに好適の1枚です。

これまでのシリーズと同様、いずれもく1枚1000円でお届けします。


原発震災ニューズリール、各号の詳細は、こちらから
チラシはこちら

2011年7月7日木曜日

福島の子どもを守れ上映キャンペーン~第2弾(8/1~11)

5月のキャンペーン上映に続き、新しいニューズリールシリーズ(No.7~9)と広河隆一さんの「チェルノブイリの真実」を持って、8月1日から11日間の日程で、無料キャンペーン上映・第2弾に取り組みます。
チラシはこちら  

★上映日程★

 8/1 宮城県白石市、8/2 川俣町、8/3 伊達市、二本松市、8/6 福島市、8/7 郡山市、8/8 会津坂下町、8/9 いわき市、8/10 南相馬市、8/11 栃木県那須塩原市 (詳細日程は下にあります)

★上映作品★
 <原発震災・ニューズリール>
原発震災・ニューズリールNo.7 (51)
「汚染の中で生きる-チェルノブイリから学ぶこと-
移住も出来ぬまま、汚染地に取り残されたチェルノブイリの被災者。25年後の今も続く深刻な健康被害。農業再生と地域復興を目指す「菜の花プロジェクト」。汚染の中でどう生きてゆくのか。
2011513日インタビュー
お話:河田 昌東さん
チェルノブイリ救援 中部・理事。専門は分子生物学、環境科学。チェルノブイリ原発事故の被災者への支援に20年来、取り組む。2006年から、土壌から放射能を除去し、農業復興による地域再生を目指す「菜の花プロジェクト」を開始。現在、福島県内でも精力的に調査、実践活動中。
原発震災・ニューズリールNo.8 (54)
「低線量被曝とは」
政府の避難基準・20ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の低線量では「健康被害は確認されていない」というのは、本当なのか。低線量被曝のリスクを詳細に解説。
2011621日インタビュー
お話:今中 哲二さん
京都大学原子炉実験所・助教。チェルノブイリ原発事故の放射能災害研究の第一人者。福島原発事故後の32829日、飯舘村で空中放射線および土壌の放射線調査を行い、飯舘村へ通う。
原発震災・ニューズリールNo.9 (56)
「3ヵ月後の今」
メルトダウン、メルトスルー、溢れそうな汚染水・・・事故から3ヶ月経った今、福島第一原発はどうなっているのか。明らかになりつつある汚染の実態。私たちはどう暮らしてゆくべきなのか。
2011621日インタビュー
お話:小出 裕章さん
京都大学原子炉実験所・助教。専門は放射線計測、原子力安全。伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故、福島原発事故でも、一貫して放射線で被害を受ける住民の側に立ち続ける。


<特別上映作品>
 総監修・撮影 広河隆一
「チェルノブイリの真実」60分)
~追い続けた10年間、生命(いのち)の映像記録〜
3日経てば戻れると思い家を離れたまま、帰ることができない原発周辺の住民たち。急増する白血病や甲状腺ガンの子どもたち。避難したくても、仕事も無く、汚染地帯に留まる家族たち。そして、情報を隠す政府・・・。フォトジャーナリスト・広河隆一さんが、10年間に14回、現地に足を運び、被災者に寄り添いながら記録したチェルノブイリ原発事故の真実。(1996年製作)

★各地の上映の詳細★

スケジュール
各会場とも入場無料。予約はいりません。直接会場へお越しください。

8/1(月) 18:00~ 宮城県白石市
中央公民館 視聴覚室(字寺屋敷前25番地6 ℡0224-22-1343)
お問い合わせ:太田茂樹さん 電話0224762015 メール soya@k2.dion.ne.jp
18:00 今中哲二「低線量被曝とは」
19:00 河田昌東「汚染の中で生きる」 上映後、意見交換
       
8/2() 1700-2100  川俣町
鶴沢公民館(大字鶴沢字学校前31) 
問い合わせ:佐藤幸子さん090-3923-2529
 17:00小出裕章「3か月後の今」
 18:00広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:00河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換
8/3(水) 1330-15:30 伊達市霊山町
小国ふれあいセンター伊達市霊山町大字上小国字腰巻7 ℡.024-588-1151) 
 主催:上・下小国町区民会 お問い合わせ 大沼さん 電話:024-586-1507
 今中哲二「低線量被曝とは」上映(13:30~)と市民放射能測定所の方にお話。意見交換

8/3(水) 1800-2100 二本松市
男女共生センター (二本松市郭内一丁目196-10243-23-8301)
お問い合わせ:関さん 090-7520-3787
18:00今中哲二「低線量被曝とは」
19:00河田昌東「汚染の中で生きる」
上映後、意見交換。

8/6() 10302100 福島市
コラッセ福島 5F研修室A・B(JR福島駅西口徒歩3分 ℡.024-525-0489
小出裕章「3か月後の今」①1030 15:30
今中哲二「低線量被曝とは」①1145 1645
広河隆一「チェルノブイリの真実」①13:00 18:00
河田昌東「汚染の中で生きる」①14:15 1915
上映後、意見交換(~2045

8/7() 10:30~17:00 郡山市
福島県教職員組合郡山支部会館(桑野2丁目33-9 .024-932-2144
10:30 小出裕章「3か月後の今」
11:45 今中哲二「低線量被曝とは」
13:00 広河隆一「チェルノブイリの真実」
14:15 河田昌東「汚染の中で生きる」
15:30 小出裕章講演記録「被曝の時代」(68分)
上映後、意見交換

8/8() 17:30~21:00 会津坂下町
健康管理センター(字五反田1295- .0242831000)
問い合わせ:千葉 090-8424-2398
 17:30 小出裕章講演記録「被曝の時代」
 18:40 広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:50 河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換。
 主催:お産と地域医療を考える会津の会 
 
8/9()  10302100 いわき市
労働福祉会館(平字堂ノ前22番地 .0246-24-2511)
 小出裕章「3か月後の今」①1030 15:30
 今中哲二「低線量被曝とは」①1145 1645
 広河隆一「チェルノブイリの真実」①13:00 18:00
 河田昌東「汚染の中で生きる」①14:15 1915
 上映後、意見交換(~2045

8/10() 18:00-21:00 南相馬市
ラフィーヌ(福島県南相馬市朝日町2-29)
 17:00 小出裕章講演記録「被曝の時代」
 19:10 広河隆一「チェルノブイリの真実」
 上映後、意見交換(~21:00)
お問い合わせ:吉田さん 090-9741-7508・箱崎さん 080-3128-3882

8/11()  17:002100 栃木県那須塩原市
那須セミナーハウス(那須塩原市槻沢420-22)
 17:00~小出裕章「3か月後の今」(会場①)
       今中哲二「低線量被曝とは」(会場②)
 18:00~広河隆一「チェルノブイリの真実」
 19:00~河田昌東「汚染の中で生きる」
 上映後、意見交換
 主催:みちのく応援隊 http://sites.google.com/site/michinokuoentai/ 
  問い合わせ 山下崇 090-9335-7184 nsh@ari-edu.org

*ツアー全体についての問い合わせ:
藤本幸久 090-8278-6839

2011年6月12日日曜日

<原発震災・ニューズリール>第2期シリーズのNo.2まで出来ました。

<原発震災・ニューズリール>
最新号


2012年より、原発震災ニューズリールは第2期シリーズ「フクシマ後の世界」を製作中。第1期シリーズの12枚に加え、第2期シリースは、これまでに以下の二つができました。

Ⅱ-No.1 2011年12月1日インタビュー(64分)


水口憲哉 東京海洋大学名誉教授
「海の汚染、魚の汚染」 (64分)


Ⅱ‐No.2 2011年12月8日インタンビュー(72分)


松井英介 岐阜環境医学研究所
「内部被爆の基礎知識」(72分)


第2期シリーズのチラシはこちら
第1期シリーズのチラシはこちら

各DVDの紹介は、下にあります(もっと読むをクリック)。頒価は各1000円。
(第1期シリーズは、12枚セットでご注文いただくとセット価格1万円になります)

今必要なことは、自分の頭で考えること。これらのDVDが、みなさんの考える材料になることを願っています。どうか、一人でも多くの方と、ご覧ください。

★お話していただいた方々のプロフィールはこちら
★お申し込み方法はこちら

2011年6月10日金曜日

<原発震災・ニューズリール>でお話していただいた方々

小出裕章(こいでひろあき)さん
京都大学原子炉実験所・助教。専門は放射線計測、原子力安全。東北大学の原子核工学科在学中に原子力発電に関わる様々な問題点を知り、その後、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線で被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家として、そのリスクや問題点についての研究活動に精力的に取り組んできた。
著 書:「放射能汚染の現実を超えて」北斗出版 、「隠される原子力・核の真実-専門家が原発に反対するわけ」(創史社)など

★村田三郎(むらたさぶろう)さん★
内科医。阪南中央病院副院長1947年高知県で生まれ、1972年大阪大学医学部を卒業。大阪大学医学部附属病院で内科研修、同病院放射線科に勤務の後、1978年から阪南中央病院に内科医として勤務。水俣病、原爆被爆や原発労働者の被曝・労災、JCO臨界事故の裁判に関わってきた。内部被曝にも警鐘を鳴らし続けている。

今中哲二いまなか・てつじ)さん★
京都大学原子炉実験所・助教。研究課題は原子力施設がもたらす環境影響に関する研究、広島・長崎原爆による中性子線量評価に関する研究。チェルノブイリ原発事故の放射能災害研究の第一人者。「チェルノブイリ事故による放射能災害---国際共同研究報告書」を1998年にまとめ、2007年には「チェルノブイリ原発事故の実相解明への多角的アプローチ---20年を機会とする事故被害のまとめ」を編集。福島原発事故後の328日~29日、飯舘村で空中放射線および土壌の放射線調査を行い、引き続き飯舘村へ通っている。著書(共著)に「チェルノブイリ10年―大惨事がもたらしたもの」(原子力資料情報室)、「チェルノブイリ」を見つめなおすー20年後のメッセージ(原子力資料情報室)など。

河田昌東(かわだ・まさはる)さん★
1940年秋田県生まれ。2004年に名古屋大学理学部を定年退職。現在、四日市大学非常勤講師。専門は分瀬生物学、環境科学。1960年代から、四日市公害裁判や芦浜原発建設反対運動などに参加。1990年より、チェルノブイリ救援・中部の代表や理事として、原発事故被害者の救援に取り組む。1995年からは、遺伝子組み換え問題にも取り組んでいる。
チェルノブイリ救援・中部」は、チェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたウクライナで、現地の団体と協力して、粉ミルクを送る、医薬品や医療機器を送るなどの支援に取り組んでいる。2006年からは、さらに、土壌から放射能を除去し、農業復興による地域再生を目指す「菜の花プロジェクト」を開始。

★中手聖一(なかて・せいいち)さん★

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(通称:子ども福島)代表。福島市渡利地区在住。放射線の影響に不安を持つ父母らが中心となり、発足した「子ども福島」は、深刻な汚染と向き合いながら、年間20ミリシーベルトの被曝基準の撤回、避難者に対しての支援、子どもたちの被曝低減対策など、様々な活動に取り組んでいる。中手さんも妻と子供は岡山へ避難させ、単身、福島に留まりながら活動を続けている。



水口憲哉(みずぐち・けんや)さん★
東京海洋大学名誉教授、現在は千葉県いすみ市で資源維研究所主宰。専門は人と魚と水の関係学。六ヶ所村再処理工場など、原発関連施設の問題を30年以上研究・指摘し続ける。『海と魚と原子力発電所』(農文協)、『放射能がクラゲとやってくる』『これからどうなる海と大地』(七つ森書館)、『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル』(共著・別冊宝島)など著書多数。

★松井英介(まつい・えいすけ)さん★
内科医。2001年まで岐阜大学医学部助教授。退任後、岐阜環境医学研究所所長。「内部被曝学会」設立に向けて奮闘中。著書に『見えない恐怖 放射線内部被曝』(旬報社)