藤本幸久&影山あさ子の最新作「辺野古ゲート前の人びと」が、完成しました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
上映時間は98分、辺野古のゲート前に座り続ける人たちに、どうか、今こそ、出会ってください。
全国の劇場でも順次、公開いたします。
大阪・シアターセブンでは1月13日から上映します。
沖縄は桜坂劇場で来年1月27日からです!
「辺野古ゲート前の人びと」2017年/98分
監督/藤本幸久・影山あさ子
プロデューサー/藤本幸久
撮 影/中井信介・藤本幸久・影山あさ子・小田切瑞穂・酒村多緒・栗原良介
編 集/藤本幸久・影山あさ子・中井信介・清水千恵子
ナレーション/影山あさ子 沖縄語監修/玉代㔟 章
作 画/ねこまたや 映像協力/蒼井渚・仁尾淳史
製作・著作/森の映画社
配 給/影山あさ子事務所
安倍内閣による新基地建設の強行は、ゲート前でスクラムを組んで座り込む県民そして全国からの支援者に容赦のない警察機動隊の暴力となって表出している。
腕を捻られ、黒あざをつくられ、まるで何かの獲物かのごとくに囲いに放られている。許されない警察権力の暴力が炸裂している。しかしそれでもゲート前の人々はへこたれない。そして明るい。権力を笑い飛ばしながらゲート前に結集する。映画は現下に起きている真実を余すところなく伝える。
<暴力>は何も物理的な力で相手を殺傷したり、理不尽な被害を与えることだけを指すのではない。冷徹な意思に基づき、執拗に、計画的に、波状的に、長期にわたって、敵対する者たち、従わない者たち、抗う者たち、少数者たち、異なった者たちといった存在自体を<消去>するべく、膨大なエネルギーが総動員される事態が、歴史上繰り返されてきた。それを僕は<構造的暴力>と呼ぶ。
この映画のなかの印象的な1シーン。ゲート前で、若い県警機動隊員が、祖父ほどの年齢の県民と押し問答をして会話する。
「違法な工事をやめろ」という県民に対して、警察官は「裁判官でもないあなたに、決める権利はない」と言う。県民が「決めるのは裁判官じゃない、国民だ」と言うと、警察官は「選ばれた人、裁判官や首相が決める」と言う。県民が「僕らは選んだことはない」と言うと、警官は「それだったら、もう日本から出ていかないと」と言い放つ。
救いがないほどのすれ違いぶりだ。
<構造的暴力>の現場では、平等・対等な人間関係などあらかじめ排除されている。<構造的暴力>を行使する側にとって、相手は<消去>の対象なのだから。沖縄の米軍基地建設という国家意思に反対する人々も<構造的暴力>の標的とされ続けている。「土人」とか「シナ人」とかの暴言を浴びせられた人々だ。
<暴力>とはそのようなものだ。この映像を想像力をめぐらして凝視しようではないか。
闘いに参加しているたくさんの人間の多様な個人史を入れ込み、情感溢れる感動作。一人のヒーローではなく、画面に映るひとりびとりが皆人間として尊厳に満ちたヒーローとなった傑作です。
最高潮は地裁構内「なだれ込み」集会、一糸乱れぬ歌声と「博治を返せ!」の圧倒的場面です。3度見て3度泣けてきました。画面に映るひとりびとりの心からの権力の暴圧への怒りの歌声と病気の人間を自由の空間に取り戻そうという人間愛の絶叫です。
お名前と姿をずっと忘れない。
辺野古ゲート前に座り込む人
それぞれのライフストーリー
半分皮肉も込めて、こんなこともうしたくない
早く死んで楽になりたいって機動隊に囲まれながらつぶやくお年寄りに、戦でたくさんの兄弟を奪われたお年寄りが、何度も死んではだめだよと語りかける姿に泣けた…
あなたに知ってほしい
私の大切な島の人たち
上映権付のDVDを2万円で販売しています。(チラシA4・裏表はこちら)
ご購入いただけば、有料でも無料でも、どんな規模の上映会でも、自由に何回でも開くことができます。(ただし、DVDを他の団体や個人に貸し出しての上映会はできません。複製・コピーもできません。)
【ご注文方法】 DVDの枚数・お送り先ご住所・お名前・お電話番号を持森の映画社札幌編集室まで、FAXかメールでお知らせください。請求書と郵便払い込み用紙を添えてDVDをお送りします。代金は到着後で結構です。
上映時間は98分、辺野古のゲート前に座り続ける人たちに、どうか、今こそ、出会ってください。
全国の劇場でも順次、公開いたします。
大阪・シアターセブンでは1月13日から上映します。
沖縄は桜坂劇場で来年1月27日からです!
「辺野古ゲート前の人びと」2017年/98分
監督/藤本幸久・影山あさ子
プロデューサー/藤本幸久
撮 影/中井信介・藤本幸久・影山あさ子・小田切瑞穂・酒村多緒・栗原良介
編 集/藤本幸久・影山あさ子・中井信介・清水千恵子
ナレーション/影山あさ子 沖縄語監修/玉代㔟 章
作 画/ねこまたや 映像協力/蒼井渚・仁尾淳史
製作・著作/森の映画社
配 給/影山あさ子事務所
■ ■ ■ 映画に寄せて ■ ■ ■
全国のみなさん、是非この映画を観てください!
山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)
安倍内閣による新基地建設の強行は、ゲート前でスクラムを組んで座り込む県民そして全国からの支援者に容赦のない警察機動隊の暴力となって表出している。
腕を捻られ、黒あざをつくられ、まるで何かの獲物かのごとくに囲いに放られている。許されない警察権力の暴力が炸裂している。しかしそれでもゲート前の人々はへこたれない。そして明るい。権力を笑い飛ばしながらゲート前に結集する。映画は現下に起きている真実を余すところなく伝える。
<構造的暴力>の標的となった沖縄基地反対の声
金平茂紀さん(TVジャーナリスト)
<暴力>は何も物理的な力で相手を殺傷したり、理不尽な被害を与えることだけを指すのではない。冷徹な意思に基づき、執拗に、計画的に、波状的に、長期にわたって、敵対する者たち、従わない者たち、抗う者たち、少数者たち、異なった者たちといった存在自体を<消去>するべく、膨大なエネルギーが総動員される事態が、歴史上繰り返されてきた。それを僕は<構造的暴力>と呼ぶ。
この映画のなかの印象的な1シーン。ゲート前で、若い県警機動隊員が、祖父ほどの年齢の県民と押し問答をして会話する。
「違法な工事をやめろ」という県民に対して、警察官は「裁判官でもないあなたに、決める権利はない」と言う。県民が「決めるのは裁判官じゃない、国民だ」と言うと、警察官は「選ばれた人、裁判官や首相が決める」と言う。県民が「僕らは選んだことはない」と言うと、警官は「それだったら、もう日本から出ていかないと」と言い放つ。
救いがないほどのすれ違いぶりだ。
<構造的暴力>の現場では、平等・対等な人間関係などあらかじめ排除されている。<構造的暴力>を行使する側にとって、相手は<消去>の対象なのだから。沖縄の米軍基地建設という国家意思に反対する人々も<構造的暴力>の標的とされ続けている。「土人」とか「シナ人」とかの暴言を浴びせられた人々だ。
<暴力>とはそのようなものだ。この映像を想像力をめぐらして凝視しようではないか。
三歩下がって歩け!
辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)
生活の中に政治があり、抵抗運動がある。
山城ヒロジが独房から解放される時、妻は「(夫を)一番最後に」と言った。拘束された人はまだいるから申し訳ないと。小さく、か細いで声でそう語る彼女の言葉にシビレた。
めちゃ素敵。
男が働いて一家を養うのが当たり前、なんて女の横では男は育たないと実感した。
史上最大のリストラ、組合潰し目的の国鉄解体のとき、不安に揺れ動いていた男たちの背中を押したのも妻たちだった。「なめられるんじゃない!」と。そう、危機的状況のときは、いつも女が事態を切り開いてきた。
辺野古の女たちの闘いは朝3時の弁当作りから始まる。食うことは生きること。弁当を広げ、笑いながら語る女たちが本当に美しい。
辺野古に来て、考えたり、対話したり、学ぶことが嬉しいと語る女性の背後に、抑圧された女の歴史がある。学ぶこと、知ること、それが命をつなぐことなのだ。
そんな女の人生のジャマをしているのが制服組。見終わって、その滑稽さと、対照的な女の強さが胸に染みる。
おい、制服組!お前らは女の後ろを三歩下がって歩け!
3度見て3度泣いた
仲宗根勇さん(うるま島ぐるみ会議共同代表・元裁判官)
最高潮は地裁構内「なだれ込み」集会、一糸乱れぬ歌声と「博治を返せ!」の圧倒的場面です。3度見て3度泣けてきました。画面に映るひとりびとりの心からの権力の暴圧への怒りの歌声と病気の人間を自由の空間に取り戻そうという人間愛の絶叫です。
あなたに知ってほしい
私の大切な島の人たち
私の大切な島の人たち
やすまことさん
私のレジェンドたちのお名前と姿をずっと忘れない。
辺野古ゲート前に座り込む人
それぞれのライフストーリー
半分皮肉も込めて、こんなこともうしたくない
早く死んで楽になりたいって機動隊に囲まれながらつぶやくお年寄りに、戦でたくさんの兄弟を奪われたお年寄りが、何度も死んではだめだよと語りかける姿に泣けた…
あなたに知ってほしい
私の大切な島の人たち
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●●●上映権付DVDのご案内●●●
上映権付のDVDを2万円で販売しています。(チラシA4・裏表はこちら)
ご購入いただけば、有料でも無料でも、どんな規模の上映会でも、自由に何回でも開くことができます。(ただし、DVDを他の団体や個人に貸し出しての上映会はできません。複製・コピーもできません。)
【ご注文方法】 DVDの枚数・お送り先ご住所・お名前・お電話番号を持森の映画社札幌編集室まで、FAXかメールでお知らせください。請求書と郵便払い込み用紙を添えてDVDをお送りします。代金は到着後で結構です。
FAX 011-351-1068 メールはこちら
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