2008年4月4日金曜日

【DVD】アメリカばんざい-crazy as usual

影山あさ子プロデュース  藤本 幸久 監督作品
2008年/日本/118分/日本語字幕版
DVD:個人視聴用 1万円・図書館価格 3万円・上映権付DVD5万円
上映を希望され場合は⇒こちら

格差社会の底辺から、戦場へと押し出されてゆくアメリカの若者たち・・・ 

 ダレルはイラク帰還兵。高校生の時は花形野球選手。女の子にもモテモテで、卒業前に娘が生まれる。週に50時間働いても、麻薬を売っても、どうにも暮らせない。最後の手段が陸軍だった。イラクに派遣されて、ある日、迫撃砲で攻撃され、大砲を撃ち返す。英雄になったと思った翌朝、自分が100人のイラク市民を殺してしまったことを知る。

 パブロは元海軍兵士。大学に進学したが、バイトを3つ掛け持ちしても、学費が払えず、海軍に入った。横須賀基地に駐留中、妻となる女性・詩織と出会う。ニューヨークのブロンクスしか知らずに育った若者にとって、詩織が世界と結ぶ窓となり、パブロはやがてイラク派遣を拒否する兵士となる。

 米軍は「志願制」だが、その実態は「貧困徴兵制」だと多くのアメリカ人が言う。「大学へ行くため」「技術を身につけるため」「医療保険のため」若者たちは軍隊を選ぶ。アメリカの途方もない格差社会の底辺から、若者たちが戦場へと押し出されてゆく。

世界一の経済大国アメリカで、国民の100人に1人、300万人がホームレスになっている。そして、そのホームレスの3人に1人は帰還兵といわれている。多くの帰還兵が、ストリートや森の中に隠れて暮らしている。

 人を殺してしまったら、元の自分には戻れない。命令を拒否しても、軍法会議で処罰を受け、大学も、仕事も、保障もすべて失う。

人を殺してしまった若者は、どうやって生きてゆけばよいのか。戦争を拒否した若い夫婦は、どうやって暮らしてゆけばよいのか。


企画・製作・著作 森の映画社 
共同製作 連帯ユニオン関西地区生コン支部 ・「アメリカ-戦争する国の人びと」製作委員会 監督 藤本幸久 
プロデューサー 影山あさ子 
撮影 栗原良介/藤本幸久/中井信介  録音 久保田幸雄  編集 藤本幸久/栗原良介 
コーディネーター 加藤鈴子/福原顕志 字幕 影山あさ子/加藤鈴子 
主題歌「For The Mothers」 作詞・作曲・歌 Betsy Rose 
音楽 川端潤( エアプレーンレーベル) タイトルデザイン ねこまたや
配給 影山あさ子事務所 


【お申し込み・お問い合わせ】

影山あさ子事務所
Fax 011-206-4570
marinesgohome★gmail.com (★を@に変えて送信してください)
お届け先のご住所、お電話番号など連絡先を添えてご注文いただけば、請求書と払い込み用紙を同封してご注文のDVD/パンフレットをお送りします。
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郵便払い込み口座:02710-6-97826「影山あさ子事務所」

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