昨日〔7月9日〕に、横浜のジャック&ベティでの「ONE SHOT ONE KILL」の上映が終了。
2週間の上映でしたが、約500人の方々にご来場頂きました。
ご来場いただいた皆さん、トークゲストでお越しくださった山崎正則さん、ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。
ジャック&ベティの元副支配人のリオさんによる藤本監督のインタビューが、以下からご覧いただけます。
100年後の映画館のために
映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録
藤本幸久&影山あさ子製作・監督のドキュメンタリー映画情報をお届けします。『世界の先住民と先住権』の製作を開始。沖縄・琉球弧でも、「圧殺の海 第3章『沖縄の未来』」(仮題)、『勝ちゃん』(仮題)、『遺骨を掘る人』(仮題)も撮影・編集中。北海道、福島でも撮影継続中。
2010年7月10日土曜日
2010年6月15日火曜日
上映の感想など・・・
6月9日の日本記者クラブでの試写でご覧になった方の感想
↓↓
ジャーナリスト同盟通信 (2010年6月13日)
本澤二郎の「日本の風景」(490) 映画「ONE SHOT ONE KILL」
ポレポレ東中野でご覧になった方の感想
↓↓
毛利正道のブログ
「アメリカ-戦争する国の人びと」を観て(2010年3月23日)
↓↓
ジャーナリスト同盟通信 (2010年6月13日)
本澤二郎の「日本の風景」(490) 映画「ONE SHOT ONE KILL」
ポレポレ東中野でご覧になった方の感想
↓↓
毛利正道のブログ
「アメリカ-戦争する国の人びと」を観て(2010年3月23日)
2010年6月12日土曜日
「アメリカ-戦争する国の人びと」本日(6・12)より、トリウッド(下北沢)にて
3~4月のポレポレ東中野に続き、今日から「アメリカ-戦争する国の人びと」が、東京・下北沢のトリウッドで公開です。
ベトナムからイラクまで、アメリカ人の戦争体験を描く8時間14分。
全体を5プログラムに分け、第1週は、12時30分から、全部上映です。
(2週目以降、タイムテーブル変わります)
初日と明日は、Episode8の上映後(21:40頃から)、ゲストトーク有。
6月12日(土) 寺脇研さん(映画評論家)
6月13日(日) 森住卓さん(フォトジャーナリスト)
ぜひ、お弁当二つ持って、ご来場くださいませ~。
★アメリカ-戦争する国の人びと★
トリウッド(東京・下北沢) 6月12日~7月9日
*週替り、日替わりのタイムテーブルで上映。
シアターキノ(札幌) 7月24日(土)、25日(日)の特別上映
★「ONE SHOT ONE KILL」★
第七芸術劇場(大阪・十三) 6月25日まで上映中。
シネマ・ジャック&ベティ(横浜) 6月26日より公開(2週間)
シアターキノ(札幌) 7月26日より公開
ベトナムからイラクまで、アメリカ人の戦争体験を描く8時間14分。
全体を5プログラムに分け、第1週は、12時30分から、全部上映です。
(2週目以降、タイムテーブル変わります)
初日と明日は、Episode8の上映後(21:40頃から)、ゲストトーク有。
6月12日(土) 寺脇研さん(映画評論家)
6月13日(日) 森住卓さん(フォトジャーナリスト)
ぜひ、お弁当二つ持って、ご来場くださいませ~。
★アメリカ-戦争する国の人びと★
トリウッド(東京・下北沢) 6月12日~7月9日
*週替り、日替わりのタイムテーブルで上映。
シアターキノ(札幌) 7月24日(土)、25日(日)の特別上映
★「ONE SHOT ONE KILL」★
第七芸術劇場(大阪・十三) 6月25日まで上映中。
シネマ・ジャック&ベティ(横浜) 6月26日より公開(2週間)
シアターキノ(札幌) 7月26日より公開
2010年5月18日火曜日
藤本監督インタビュー 中日新聞(東京新聞)
5月14日付の中日新聞に、藤本監督のインタビューが載りました!
「もう、名古屋で悪いこと出来ないなぁ」と監督。
ちょっとびっくりの、大きな記事です。
記事は、こちらからご覧くださいませ。
(うまく表示されない時は、再読み込みなど試してくださいませ)
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てっきり中日新聞の社会面と思ったら、東京新聞、北海道新聞にも掲載で、びっくりしました(汗;
「もう、名古屋で悪いこと出来ないなぁ」と監督。
ちょっとびっくりの、大きな記事です。
記事は、こちらからご覧くださいませ。
(うまく表示されない時は、再読み込みなど試してくださいませ)
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てっきり中日新聞の社会面と思ったら、東京新聞、北海道新聞にも掲載で、びっくりしました(汗;
2010年5月10日月曜日
名古屋で『ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」始まりました!
GW明けの5月8日(土)から、名古屋シネマテークで、『ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ』の上映が始まりました(5月28日まで)。初日、2日目とも、満席のご来場に感謝。
5月29日からは、同じく名古屋シネマテークで「アメリカ-戦争する国の人びと」も上映です。
東京・アップリンクでは、21日まで「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」を延長上映中。
また、「アメリカ-戦争する国の人びと」は、6月12日より東京・下北沢のトリウッドで、再上映が決まりました。
最新の上映スケジュールは、上の「最新上映スケジュール」をクリックして、ご覧ください。
横浜(6月、ジャック&ベティ)、札幌(7月、シアターキノ)でも上映が決まりました。
藤本監督は、東京、名古屋、大阪(5/29~第七藝術劇場で公開)と各地を宣伝・転戦中。皆さまのご来場(と、物心両面の励まし)をお待ちしています。
5月29日からは、同じく名古屋シネマテークで「アメリカ-戦争する国の人びと」も上映です。
東京・アップリンクでは、21日まで「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」を延長上映中。
また、「アメリカ-戦争する国の人びと」は、6月12日より東京・下北沢のトリウッドで、再上映が決まりました。
最新の上映スケジュールは、上の「最新上映スケジュール」をクリックして、ご覧ください。
横浜(6月、ジャック&ベティ)、札幌(7月、シアターキノ)でも上映が決まりました。
藤本監督は、東京、名古屋、大阪(5/29~第七藝術劇場で公開)と各地を宣伝・転戦中。皆さまのご来場(と、物心両面の励まし)をお待ちしています。
2010年1月14日木曜日
ONE SHOT ONE KILL
藤本幸久監督作品
2010年/カラー/108分
international Version 2011年/カラー/68分/日本語・英語字幕版
プロデューサー 影山あさ子
撮影 栗原良介
インタビュアー 影山あさ子
コーディネーター 福原顕志・加藤鈴子
編集 藤本幸久・栗原良介
企画・製作・著作 森の映画社字幕 影山あさ子
配給・影山事務所
上映スケジュール
入隊の動機
毎週、ここに500人~700人の若者たちがやってくる。
★自分を変えて世界を変えたい★自分のキャリアと世界の平和のため
★自分を充実させたい★自分を鍛えたい★世界が見てみたい
★英語が勉強したい
不眠の48時間
到着は、決よって深夜。到着するや否や、教官の怒号が浴びせられる。到着後48時間、眠る事が許されない。ます家族に電話、話してよいことは、到着の連絡と荷物を送るなということだけ。ありがとう、さようならと電話を切れば、その後、卒業まで、家族の声を聞くことはできない。常に大声で叫べと怒鳴られ、髪を剃られ、制服に着替え、翌朝にはライフルが支給される。「疲労と衝撃が、民間人から兵士への変容を容易にする」と教君たちは言う。
マーシャル・アート(格闘技)
初めての格闘技の訓練。「どんな深手も恐れるな。相手を生きて帰すな、無傷で帰すな。これが正しい戦闘の心構えだ。分かったな!」一Yes,Sir!
銃剣の訓練
タイヤの人形相手に刺す、殴りつける、切りつける訓練。銃の先は、本物のダガーナイフ。
ライフル射撃
「すべての海兵隊員は、ライフルマンたれ」-ライフルは海兵隊員の誇りだ。反射的に体が動くようになるよう、何度も、何度柚同じ動作を繰り返す。兵舎の中で=日訓練が続く。ベッドに入っても訓練は終わらない。「ライフル部隊の任務は、白兵戦で、銃撃と機動力をもって敵を殲滅、撃破すること」と大声で暗誦する。卒業までには、500ヤード(457メートル)先の的に当たるようになる。
クルッシブル(卒業演習)
卒業前の総合訓練「クルッシブル」は、3日間の野外演習。睡眠時間も限られる中、実践を想定した行軍、射撃、武術など休みなく課題が与えられる。顔に迷彩を施し、姿はもう、兵士。クルッシブルを終
えて「Recruit(新兵)」が、「Marine(海兵隊員)」と呼ばれるようになる。
卒業式
毎週金曜日が卒業式。入隊する男性新兵の90%、女性新兵の85%が卒業する。卒業後、彼らは、歩兵学校などでさらに数ケ月の訓練を受ける。卒業生の8割は、アフガニスタンやイラクなどの前線に送られる。早ければ半年ほどで、戦場に立つことになる。ここだけで1年間に2万人が、新たに海兵隊員となる。
<解説>
人を殺したら元の自分には戻れない。
ふるさとに帰れ、一日も早く。
影山あさ子(プロデューサー)
沖縄から、海兵隊が、イラクやアフガニスタンへ送られる。ファルージャ攻撃にも、遠征軍・2200人が、沖縄から出撃した。イラク人7000人が犠牲になり、50人の海兵隊員が戦死した。
高校を卒業したばかりだろうか。沖縄で見かける海兵隊員たちは、とても若い。凄惨な戦場とは、あまりに不釣合いな幼顔をしている。
彼らはどこから来た、誰なのだろう。なぜ、ここにいるのだろう。
パリスアイランド(サウスカロライナ州)のブートキャンプ(新兵訓練所)には、毎週、500人の若者たちがやってくる。彼らは、特別な若者ではない。「大学に進学したい」「良い仕事に就きたい」「社会に貢献したい」と軍隊に志願するごく普通の、そして大多数は貧しいアメリカの若者たちだ。
深夜にバスで到着するや否や、教官たちに怒鳴り散らされながら12週間の訓練に突入してゆく。「返事は!」「Yes,Sir!」「声が小さい!」「Yes,Sir!」「叫べ!」「Yes,Sir!!!」深夜の基地に若者たちの悲鳴と絶叫が響く。最初に教えられることは、「口を閉じよ、疑問を発するな」ということ。髪を剃られ、制服に着替え、「私」という言葉を禁じられ、個性の一切と思考を放棄させられる。そして、卒業まで、何万回も同じ事を繰り返す反復訓練。
一言で言えば、その教育は、①洗脳と、②肉体の記憶づくりである。命令には、疑問を持たず直ちに従う人格形成と、考えなくても命令どおりに動く肉体作りだ。素手で殴り殺し、銃剣で刺し殺し、ライフルで撃ち殺す。沖縄に送られてくるのは、無意識でも人を殺せる技術を身につけた若者たちなのだ。
沖縄の海兵隊員たちの顔が、それでも、なぜ幼く、屈託なく見えるのか。それは、彼らが、まだ人を殺していないからだ。戦場は、沖縄の先にある。
人を殺したら、元の自分には戻れない。
Marines Go Home.(海兵隊はアメリカへ帰れ)、一日も早く。
2010年1月13日水曜日
上映の報道・感想など
1月23日から桜坂劇場(沖縄)で上映中の『ONE SHOT ONE KILL』と、1月31日に桜坂劇場で開催された関連企画・シンポジウム『沖縄のマスコミが見た世界の米軍基地』 の報告や感想などなど、以下のところからご覧いただけます。
QAB琉球朝日放送 報道部 Qリポート
兵士はこうしてつくられる(2010年2月3日)
琉球新報
10年1月25日【金口木舌】
兵士養成の実態迫る 藤本監督作品、全国先駆け名護で上映(09年11月6日)
軍隊の実相 克明に 藤本幸久監督に聞く(2010年1月26日)
沖縄タイムス
軍隊の本質問うアングル 米海兵隊の新兵訓練撮った藤本幸久監督(09年11月5日)
タイフーンFM
ヒトワクブログ
~「アメリカ-戦争する国の人びと」&「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」のカメラマン、栗原良介さん登場!
RBCのニュース
シンポ「沖縄のマスコミが見た米軍基地」(2010年2月1日)
ブログ
「癒しの島」から「冷やしの島」へ
http://earthcooler.ti-da.net/e2671862.html
http://earthcooler.ti-da.net/e2672554.html
ヤポネシア南島通信
糸満市にある民宿ヤポネシアのオーナーさんのブログ
森口豁の沖縄日記(09年11月8日の辺野古上映についての感想)
まおの勝手におしゃべり(写真家・石川真生さんのブログ)
北海道民医連新聞・藤本監督インタビュー(10年1月5日)
本田ゆみが、社民党で駆け回る日記(09年12月15日 札幌完成披露上映会)
QAB琉球朝日放送 報道部 Qリポート
兵士はこうしてつくられる(2010年2月3日)
琉球新報
10年1月25日【金口木舌】
兵士養成の実態迫る 藤本監督作品、全国先駆け名護で上映(09年11月6日)
軍隊の実相 克明に 藤本幸久監督に聞く(2010年1月26日)
沖縄タイムス
軍隊の本質問うアングル 米海兵隊の新兵訓練撮った藤本幸久監督(09年11月5日)
タイフーンFM
ヒトワクブログ
~「アメリカ-戦争する国の人びと」&「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」のカメラマン、栗原良介さん登場!
RBCのニュース
シンポ「沖縄のマスコミが見た米軍基地」(2010年2月1日)
ブログ
「癒しの島」から「冷やしの島」へ
http://earthcooler.ti-da.net/e2671862.html
http://earthcooler.ti-da.net/e2672554.html
ヤポネシア南島通信
糸満市にある民宿ヤポネシアのオーナーさんのブログ
森口豁の沖縄日記(09年11月8日の辺野古上映についての感想)
まおの勝手におしゃべり(写真家・石川真生さんのブログ)
北海道民医連新聞・藤本監督インタビュー(10年1月5日)
本田ゆみが、社民党で駆け回る日記(09年12月15日 札幌完成披露上映会)
2009年12月16日水曜日
カトマンズ国際映画祭報告
「ONE SHOT ONE KILL」ネパールの地元紙「カンティプール」に、大きく取り上げられました!

第七回カトマンズ国際山岳映画祭のコンペ作品に「ONE SHOT ONE KILL」が選ばれ、12月7日から14日まで、ネパールへ行ってきました。
上映作品は59作品、うちコンペ作品が19作品。
地元ネパール以外に、ドイツ、アメリカ、イギリス、ブルガリア、ニュージーランド、オーストリア、インド、オランダ、フランス、アフガニスタン、フィンランドなど、26カ国の映画が上映されました。
「山岳映画祭なのに、なぜアメリカ軍の映画なの?」と思われるかもしれませんが、「山」とか「環境」のことを考えることは、すべてに繋がるのだそうで、「all categories=すべての分野」の作品のエントリーを受け付けています。
とは言え、登山や山に暮らす人々の映画が多い中、「ONE SHOT ONE KILL」は、やはり異彩を放っていました。作品選定委員会の二人の若い映画作家が、「この映画は、すごい」と、強力に推してくれたのだそうで、若い感性の作家が、気に入ってくれたことは嬉しいことです。
シェルパの映画のときは、シェルパの人たちが沢山やってきて、チベット人のお坊さんの映画のときは、チベット人がいっぱい。ネパールは多様性の国だと実感します。

←エベレストに14回(!)登ったと言うシェルパのロング・ドルジさんと。
「ONE SHOT ONE KILL」の上映は、映画祭4日目の12月13日(日)。
「とても素晴らしい題材なのに、なんでこんな下手な作りしかできないのか?」といった質問まで出る、大変ストレートなネパールの観客たちに、この映画がどう受け止められるのか、初の国際上映は、やはりとても緊張しました。
観客は70~80人。
新兵たちの奇妙な訓練の様に笑いも出たり、「マリン・コー、マリン・コー」と兵士の掛け声を真似る人がいたり、観客が映画に集中しているのがわかります。
終わっての質問は「なんでこんな映画を撮ったのか」「あなた自身は、撮影しながら訓練の影響を受けたか」「ドロップアウトする人はいないのか」「なぜ、軍隊に入るのか」といったもので、「どうやって撮ったのか?」と、あちこちで聞かれました。
「とてもよかった」と幾人かに握手を求められ、初めてホッとしました。「すごい映画を持ってきてくれてありがとう」と主催者の方にも言っていただき、嬉しかったです。「日本語の勉強をしている」という若者には、サインを求められましたが、慣れないので、少々気恥ずかしいものでした。
受賞作品は順当に、エベレスト登山隊のために働いているシェルパの仕事と生活を描いた「Sherpas-the true heroes of mount Everest」(ネパール映画、面白い!)をはじめ、山の映画たちでしたが、ネパールの出稼ぎ者を描いた「In search of the Riyal」なども、とても印象に残りました。
カトマンズ滞在中、イラクやアフガニスタンに出稼ぎに行った人たちの話も聞くことができ、戦争と軍隊を支える国際的な貧困と格差の構造を垣間見ることができました。
望外に嬉しかったことは、地元の最大紙「カンティプール」(発行部数25万部)に「ONE SHOT ONE KILL」が大きく取り上げられた事でした(写真上)。(宿泊先のホテルの従業員や親しくなった地元商店街の皆さんにも「載ってるよ~!」声を掛けられました)
以下が、記事の内容です。
私たちの思いが、きちんと伝わっていると実感しました。
(カンティプール紙2009年12月14日)
【アメリカ軍を見る日本の眼差し】
イラクやアフガニスタンで、戦争が繰り広げられる最中に、誰がアメリカ軍に入ることを願うだろうか。戦場へ行こうと誰が思うだろうか。そう願う者たちが居る。
最も驚くべきことは、入隊する列に並ぶ彼らが、やっと高校を卒業したばかりの青年たちだと言うことだ。なぜなのか。
日本の映画監督・藤本幸久が、これを「ONE SHOT ONE KILL」という映画にした。
カトマンズで開催中の国際山岳映画祭で、「ONE SHOT ONE KILL」は、4日目に上映され、入隊する若者たちの胸の内を描いている。
映画は、米海兵隊ブートキャンプに若者たちが到着するところから始まる。高校を卒業したばかりの若者たちは、厳しい訓練の中、自分たちの思いを少しずつ歪められ、自らの自由な考えや発想を、徐々に奪われてゆく。そして、上官の言うことにすべて従うようになってゆく。まるで機械のように。
それでも「訓練を楽しんでいる」と一人の青年が言う。「楽しんでいる」と。
海兵隊の12週間の訓練を描いたこの映画が、指摘するのは、とても深いものだ。
青年は、米国への愛国心のために戦場へ行くのだろうか。彼らは、テロとの戦いのために戦場へ行くのだろうか。そうではない。彼らが戦うのは、そんな気持ちからではない。貧困と限られた選択肢が、彼らをそうさせているのだ。
アメリカ軍が、貧困によって支えられていることを指摘するこの映画は、同時に、兵士の輸入・輸出の問題の重さについても、目を向ける。
映画の始まりと終わりは、とても芸術的だ。冒頭、夜空には月が光っている。そして、その月の下で青年たちが、海兵隊の訓練をしている。その青年たちが、12週間の訓練を終え、イラクやアフガニスタンに送られるとき、夜空の月も消えて、映画も終わる。
藤本監督は、戦争は何かを生産するのではなく、何かを破壊するものだということを表現したかったのだろう。アメリカ人が、どのように死んでいくのかと言う事を外の世界へ知らせたことが、藤本監督の最大の成功である。
「日本の米軍基地の中にも、たくさんの若い兵士たちが居る。」108分の映画の終わった後、プロデューサーの影山あさ子が語った。なぜ、このようなことが起こるのか-そんな思いがこの映画には込められている。
アメリカ(人)が殺される、とても痛ましい景色の後、この日、映画祭では、失われてゆくブルガリアの小さな村の話をLlian Metevが監督した「Goleshovo」が上映され、他にマナスルを探検するCarsten Maaz監督の「マナスル・エクスペディション」、インドのクマウという場所で自らの文化を守ろうとしている人びとの姿を描いたChinmaya Dunster監督の「Smiles from off the road in the Himalayas」などが上映された。
【名前はアサコ!】
「あなたの名前は、希望に満ちていますね」-そう言うと日本の青年(ママ)・影山あさ子は、とても嬉しそうだった。
(影山註:ネパール語で、アサは、「HOPE(希望)」という意味で、アサコと続くと、with hopeになるのだそうだ)
日曜日の朝、彼女の作ったドキュメンタリー映画「ONE SHOT ONE KILL」の上映前にタメルのマンダップホテルで話を聞いた。
日本の札幌と言う都市に住んでいるアサコは、ドキュメンタリー映画製作を仕事としている。農学修士号を持つアサコは、KIMFF(カトマンズ国際山岳映画祭)に、初めて自分の作品を持ってきた。
「私がネパールについて知っているのは、二つのこと-と彼女は、日本訛りの英語で話す-山とマオイスト」だと。でも、カトマンズがこれほど忙しい街だということは、考えてもいなかったそうだ。米海兵隊を描く厳しい映画の前に、「アメリカばんざい」「アメリカ-戦争する国の人びと」「Marines Go Home 2008」などの映画を手がけている。
彼女によると「日本では、映画製作者は、絶滅危惧種」だそうだ。「商業ベースは、いざ知らず、私たちのようなドキュメンタリーの自主制作は、かなり厳しいです」「日本には、いまだにたくさんの米軍基地があり、世界中に影響を与えていますが、そんな状況の中に、私たちのドキュメンタリー映画作りもあります」と語った。

第七回カトマンズ国際山岳映画祭のコンペ作品に「ONE SHOT ONE KILL」が選ばれ、12月7日から14日まで、ネパールへ行ってきました。
上映作品は59作品、うちコンペ作品が19作品。
地元ネパール以外に、ドイツ、アメリカ、イギリス、ブルガリア、ニュージーランド、オーストリア、インド、オランダ、フランス、アフガニスタン、フィンランドなど、26カ国の映画が上映されました。
「山岳映画祭なのに、なぜアメリカ軍の映画なの?」と思われるかもしれませんが、「山」とか「環境」のことを考えることは、すべてに繋がるのだそうで、「all categories=すべての分野」の作品のエントリーを受け付けています。
とは言え、登山や山に暮らす人々の映画が多い中、「ONE SHOT ONE KILL」は、やはり異彩を放っていました。作品選定委員会の二人の若い映画作家が、「この映画は、すごい」と、強力に推してくれたのだそうで、若い感性の作家が、気に入ってくれたことは嬉しいことです。
シェルパの映画のときは、シェルパの人たちが沢山やってきて、チベット人のお坊さんの映画のときは、チベット人がいっぱい。ネパールは多様性の国だと実感します。
←エベレストに14回(!)登ったと言うシェルパのロング・ドルジさんと。
「ONE SHOT ONE KILL」の上映は、映画祭4日目の12月13日(日)。
「とても素晴らしい題材なのに、なんでこんな下手な作りしかできないのか?」といった質問まで出る、大変ストレートなネパールの観客たちに、この映画がどう受け止められるのか、初の国際上映は、やはりとても緊張しました。
観客は70~80人。
新兵たちの奇妙な訓練の様に笑いも出たり、「マリン・コー、マリン・コー」と兵士の掛け声を真似る人がいたり、観客が映画に集中しているのがわかります。
終わっての質問は「なんでこんな映画を撮ったのか」「あなた自身は、撮影しながら訓練の影響を受けたか」「ドロップアウトする人はいないのか」「なぜ、軍隊に入るのか」といったもので、「どうやって撮ったのか?」と、あちこちで聞かれました。
「とてもよかった」と幾人かに握手を求められ、初めてホッとしました。「すごい映画を持ってきてくれてありがとう」と主催者の方にも言っていただき、嬉しかったです。「日本語の勉強をしている」という若者には、サインを求められましたが、慣れないので、少々気恥ずかしいものでした。
受賞作品は順当に、エベレスト登山隊のために働いているシェルパの仕事と生活を描いた「Sherpas-the true heroes of mount Everest」(ネパール映画、面白い!)をはじめ、山の映画たちでしたが、ネパールの出稼ぎ者を描いた「In search of the Riyal」なども、とても印象に残りました。
カトマンズ滞在中、イラクやアフガニスタンに出稼ぎに行った人たちの話も聞くことができ、戦争と軍隊を支える国際的な貧困と格差の構造を垣間見ることができました。
望外に嬉しかったことは、地元の最大紙「カンティプール」(発行部数25万部)に「ONE SHOT ONE KILL」が大きく取り上げられた事でした(写真上)。(宿泊先のホテルの従業員や親しくなった地元商店街の皆さんにも「載ってるよ~!」声を掛けられました)
以下が、記事の内容です。
私たちの思いが、きちんと伝わっていると実感しました。
(カンティプール紙2009年12月14日)
【アメリカ軍を見る日本の眼差し】
イラクやアフガニスタンで、戦争が繰り広げられる最中に、誰がアメリカ軍に入ることを願うだろうか。戦場へ行こうと誰が思うだろうか。そう願う者たちが居る。
最も驚くべきことは、入隊する列に並ぶ彼らが、やっと高校を卒業したばかりの青年たちだと言うことだ。なぜなのか。
日本の映画監督・藤本幸久が、これを「ONE SHOT ONE KILL」という映画にした。
カトマンズで開催中の国際山岳映画祭で、「ONE SHOT ONE KILL」は、4日目に上映され、入隊する若者たちの胸の内を描いている。
映画は、米海兵隊ブートキャンプに若者たちが到着するところから始まる。高校を卒業したばかりの若者たちは、厳しい訓練の中、自分たちの思いを少しずつ歪められ、自らの自由な考えや発想を、徐々に奪われてゆく。そして、上官の言うことにすべて従うようになってゆく。まるで機械のように。
それでも「訓練を楽しんでいる」と一人の青年が言う。「楽しんでいる」と。
海兵隊の12週間の訓練を描いたこの映画が、指摘するのは、とても深いものだ。
青年は、米国への愛国心のために戦場へ行くのだろうか。彼らは、テロとの戦いのために戦場へ行くのだろうか。そうではない。彼らが戦うのは、そんな気持ちからではない。貧困と限られた選択肢が、彼らをそうさせているのだ。
アメリカ軍が、貧困によって支えられていることを指摘するこの映画は、同時に、兵士の輸入・輸出の問題の重さについても、目を向ける。
映画の始まりと終わりは、とても芸術的だ。冒頭、夜空には月が光っている。そして、その月の下で青年たちが、海兵隊の訓練をしている。その青年たちが、12週間の訓練を終え、イラクやアフガニスタンに送られるとき、夜空の月も消えて、映画も終わる。
藤本監督は、戦争は何かを生産するのではなく、何かを破壊するものだということを表現したかったのだろう。アメリカ人が、どのように死んでいくのかと言う事を外の世界へ知らせたことが、藤本監督の最大の成功である。
「日本の米軍基地の中にも、たくさんの若い兵士たちが居る。」108分の映画の終わった後、プロデューサーの影山あさ子が語った。なぜ、このようなことが起こるのか-そんな思いがこの映画には込められている。
アメリカ(人)が殺される、とても痛ましい景色の後、この日、映画祭では、失われてゆくブルガリアの小さな村の話をLlian Metevが監督した「Goleshovo」が上映され、他にマナスルを探検するCarsten Maaz監督の「マナスル・エクスペディション」、インドのクマウという場所で自らの文化を守ろうとしている人びとの姿を描いたChinmaya Dunster監督の「Smiles from off the road in the Himalayas」などが上映された。
【名前はアサコ!】
「あなたの名前は、希望に満ちていますね」-そう言うと日本の青年(ママ)・影山あさ子は、とても嬉しそうだった。
(影山註:ネパール語で、アサは、「HOPE(希望)」という意味で、アサコと続くと、with hopeになるのだそうだ)
日曜日の朝、彼女の作ったドキュメンタリー映画「ONE SHOT ONE KILL」の上映前にタメルのマンダップホテルで話を聞いた。
日本の札幌と言う都市に住んでいるアサコは、ドキュメンタリー映画製作を仕事としている。農学修士号を持つアサコは、KIMFF(カトマンズ国際山岳映画祭)に、初めて自分の作品を持ってきた。
「私がネパールについて知っているのは、二つのこと-と彼女は、日本訛りの英語で話す-山とマオイスト」だと。でも、カトマンズがこれほど忙しい街だということは、考えてもいなかったそうだ。米海兵隊を描く厳しい映画の前に、「アメリカばんざい」「アメリカ-戦争する国の人びと」「Marines Go Home 2008」などの映画を手がけている。
彼女によると「日本では、映画製作者は、絶滅危惧種」だそうだ。「商業ベースは、いざ知らず、私たちのようなドキュメンタリーの自主制作は、かなり厳しいです」「日本には、いまだにたくさんの米軍基地があり、世界中に影響を与えていますが、そんな状況の中に、私たちのドキュメンタリー映画作りもあります」と語った。
2009年11月18日水曜日
”ONE SHOT ONE KILL"国際映画祭へ!
映画「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」が、二つの国際映画祭で正式招待作品に選ばれました!
カトマンズ国際山の映画祭 12月11日~15日
イスタンブール国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバル 12月4日~11日
ネパールには、影山プロデューサーが参加の予定です。
報告をお楽しみに~。
報告はこちら。
地元紙「カンティプール」に大きく取り上げられました!
カトマンズ国際山の映画祭 12月11日~15日
イスタンブール国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバル 12月4日~11日
ネパールには、影山プロデューサーが参加の予定です。
報告をお楽しみに~。
報告はこちら。
地元紙「カンティプール」に大きく取り上げられました!
2008年4月4日金曜日
【DVD】One Shot One Kill international version
One Shot One Kill International Version2011年/日本/68分/英語日本語字幕版
人は人を殺すようには出来ていない。では、どうすれば、普通の若者が戦場で人を殺せるようになるのか「普天間基地」がそうであるように、沖縄の米軍施設の大部分は海兵隊だ。彼らは一体、誰なのか。今、必見の一作。
パリスアイランド(サウスカロライナ州)のブートキャンプ(新兵訓練所)には、毎週、500人の若者たちがやってくる。
深夜にバスで到着するや否や、教官たちに怒鳴り散らされながら12週間の訓練に突入してゆく。「返事は!」「Yes,Sir!」「声が小さい!」「Yes,Sir!」「叫べ!」「Yes,Sir!!!」深夜の基地に若者たちの悲鳴と絶叫が響く。
最初に教えられることは、「口を閉じよ、疑問を発するな」ということ。髪を剃られ、制服に着替え、「私」という言葉を禁じられ、個性の一切と思考を放棄させられる。そして、卒業まで、何万回も同じ事を繰り返す反復訓練。
一言で言えば、その教育は、①洗脳と、②肉体の記憶づくりである。命令には、疑問を持たず直ちに従う人格形成と、考えなくても命令どおりに動く肉体作りだ。素手で殴り殺し、銃剣で刺し殺し、ライフルで撃ち殺す。
沖縄に送られてくるのは、無意識でも人を殺せる技術を身につけた若者たちなのだ。
毎年、アメリカ軍に約15万人の若者たちが入隊する。その内の約3万人が海兵隊だ。
彼らは、特別な若者ではない。「大学に進学したい」「良い仕事に就きたい」「社会に貢献したい」と軍隊に志願するごく普通の、そして大多数は貧しいアメリカの若者たちだ。
海外上映用の新編集版。68分。
監督 藤本幸久
プロデューサー 影山あさ子
企画・製作・著作 森の映画社
撮影 栗原良介 編集 藤本幸久/栗原良介 インタビュアー 影山あさ子
録音 久保田幸雄 音楽 川端 潤 音楽制作 エアプレーン レーベル
コーディネーター 福原顕志/加藤鈴子
字幕 影山あさ子 協力 Lara Cushing 録音スタジオ 協映
配給 影山あさ子事務所
作品紹介はこちら
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2008年1月4日金曜日
【パンフレット】アメリカシリーズ
アメリカ取材レポート
A4版44頁 1000円
映画「アメリカばんざい」、「アメリカ-戦争する国の人びと」、「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」の3作品を生んだ2006年10月から2008年4月まで、のべ7回、200日にわたったアメリカ取材の記録。
映画の登場人物たちとの出会い、彼らの近況の他、ホームレスキャンプの様子や帰還兵たちのこと、また、海兵隊ブートキャンプの訓練の様子など、他では知ることの出来ない貴重な内容。
インタビュアー・影山あさ子の取材レポートの他、主題歌「For the Mothers」の楽譜と歌詞(オリジナルの英語歌詞と池田香代子さんによる日本語歌詞)、それぞれの映画の解説など収録。
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写真・文: 影山あさ子/A4版・14頁 100円
北海道社会保障推進協議会機関誌「笑顔でくらしたい」に連載した、戦争する国・アメリカの母親たちの物語。
第1話:「For the Mothers」という歌を作ったシンガーソングライター(ベッツィー・ローズ)/第2話:戦死者の家族たち(シンディ・シーハン、カルロス・アレドンド)/第3話:イラク帰還兵の母(アニータ・デニス)/第4話:女性兵士の母(アデール・クベイン)/第5話:女性兵士の母(サラ・リッチ)/第6話:イラク派遣を拒否した兵士の妻(詩織)/第7話:おばあちゃんたち。
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抵抗する勇気(Courage to Resist)
日米交流ツアー(2009年3月11-22)報告
A4版・20頁 200円
戦争を拒否する兵士たちを支援する「Courage to Resist」の代表、ジェフ・パターソンとテキサス州サンアントニオ市で、空軍基地がもたらす深刻な健康被害(ガン・白血病・先天性障害などが多発)と闘うサウスウェストワーカーズユニオンのメンバー、ディアナ・ロペスたちを招き、札幌・東京・座間・厚木・横須賀・名古屋・大阪・広島・岩国・沖縄をまわった「抵抗する勇気」講演・交流ツアー。本冊子は、その中の、沖縄で開かれたシンポジウムの記録。
元沖縄駐留海兵隊員で、湾岸戦争を拒否した最初の現役兵士のジェフが語るフェンスの内側の真実と、アメリカ国内のあまりに深刻な基地被害の現状、そして闘う日米両国の民衆の心が響きあう出色の内容。
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