2010年1月15日金曜日

アメリカ-戦争する国の人びと

札幌・シアターキノ(7月24、25日)上映
沖縄・桜坂劇場(2/6、2/7)、東京・ポレポレ東中野(3/20から4週間)、名古屋シネマテーク(5/29から1週間)、東京・トリウッド(6月12日~4週間)の上映は終了しました。

戦争大国・アメリカ、内側の真実。8時間14分。
アメリカ-戦争する国の人びと
藤本幸久監督作品

企画・製作・著作 森の映画社
2010年/カラー/494分(8時間14分)

プロデューサー:影山あさ子/撮影:栗原良介、藤本幸久、中井信介、影山あさ子/編集:藤本幸久、栗原良介/インタビュアー:影山あさ子/コーディネーター:加藤鈴子、福原顕志/字幕:影山あさ子

主な登場人物の一覧はこちらから

映画のチラシはこちらから


戦争する国に暮らすということは、どういうことなのか・・・。
2006年から始まった1年半に渡る撮影の集大成。藤本幸久監督、渾身の8時間14分。

どの戦争でも、兵士になるのはその国の普通の若者たちだ。
映画「ONE SHOT ONE KILL」が、その入り口を描いたものだとすれば、「アメリカ-戦争する国の人びと」は、若者たちのその後を描いたものといえるだろう。二十歳そこそこの若さで、戦争を経験した人々は、その後、どのような人生を生きてきたのか。

ベトナムからイラクまで---アメリカの戦争体験がここにある。




映画は8つの物語から構成されている。
(①高校、②イラク戦争、③戦死、④先住民、⑤見えない人々、⑥ベトナムの記憶、⑦抵抗、⑧それぞれの春)

それぞれ独立しつつ、響きあう8つの物語を通してみるとき、今まで知らされなかったアメリカの本当の姿が見えてくる。

<Episode 1: High School / 高校>


高校生が軍隊について持っているイメージを問えば、「強さ」、「大学の学費」、「社会保障」、「職業訓練」と答えが返る。カリフォルニア州バークレー高校。日々、軍隊の勧誘と宣伝のターゲットとなる高校生たちに、元教師のスーザン・キンランと元海軍兵士のパブロ・パレデスが、入隊を決める前に考えてほしいと、軍隊の実情や経験を語る。(30分)


<Episode 2: Iraq / イラク戦争>



イラク帰還兵たちが、戦場での経験を語る。間近に目撃した死、人を殺す経験、PTSD、劣化ウランによる被曝、そして彼らを支える家族たち。イラクやアフガンでの戦争にすでに150万人以上のアメリカの若者が送られた。(79分)



<Episode 3: Gold Star / 戦死>



イラクでの米軍の戦死者も4,000人を越えた。2004年4月にバグダッドで戦死したケーシー・シーハンの母シンディ、2004年8月にナジャフで戦死したアレックス・アレドンドの父、カルロスにとっても、他の4千余名の家族にとっても、子供を失う悲しみはは永遠だ。(31分)



<Episode 4: Indigenous / 先住民>


メキシコ系住民が多数を占めるサンアントニオ市にあるケリー空軍基地。周辺住民や基地労働者は、多発するがんや白血病に苦しめられ、健康被害は子や孫にも及んでいる。アメリカは戦争を繰り返しながら、領土を拡大してきたが、テキサス州もかつてはメキシコだ。住民たちこそ、元々、この地に暮らし続けてきた人びとの末裔なのだが…。(42分)


<Episode 5: Invisible / 見えない人びと>


アメリカでは、350万人がホームレスと言われている。ワシントン州サーストン郡(人口24万人)でも、その数は700人を超える。とてもシェルターには入りきれない。人目を避け、森の中に暮らす人びと…。ホームレスの3人に一人は、イラク、アフガン、ベトナム、コソボ、パナマ・・・様々な戦争を経験した元兵士たちだ。(68分) 



<Episode 6: Vietnam / ベトナムの記憶>


のべ260万人の米軍兵士が送られたベトナム戦争。終わって30年以上経つが、多くのアメリカ人にとって、それは未だ脳裏を去らない出来事だ。かつての若者たちは、ベトナムで何を見、その後どうやって生きてきたのか・・・3人の帰還兵が語る。(66分)




<Episode 7: Resist / 抵抗>


アメリカの歴史は戦争の歴史。しかしそれは同時に、戦争を拒否した兵士たちの歴史でもある。それぞれの時代に、抵抗し、戦争を拒否した兵士たちがいた。ベトナム戦争、湾岸戦争、そして、今日も続くイラク戦争でも。(109分)








<Episode 8: Springs / それぞれの春>


共に歩く伴侶を得たり、家族が増えたり、元兵士やホームレスの人たちの暮らしにも、少しずつ変化が訪れる。前に向かって歩き始めた人びとがいる一方、ホームレスの暮らす森では殺人事件も起きる。ブートキャンプ(新兵訓練所)を卒業して、若者たちはまた、戦場へ送られてゆく。いまだ終わらぬ戦争に、今日も声を上げ続けるおばあちゃんたち。旅の終わりに訪れた2008年、それぞれの春の景色。(69分)


主な登場人物はこちらから

2010年1月14日木曜日

アメリカ-戦争する国の人びと(主な登場人物)

Episode1:High School / 高校




パブロ・パレデス
元海軍兵士。高校生に体験を語る。







スーザン・キンラン
元高校教師








バークレー高校の生徒たち。







Episode2:Iraq / イラク戦争




元海兵隊 ショーン・オニールと戦友たち。
2003年、イラク侵攻作戦に参加







アデール・クベイン
州兵の娘がイラクへ派遣




ダレル・アンダーソン
元陸軍兵士
2004年イラクへ派遣、2005年カナダへ逃亡






アニータ・デニス
ダレルの母







ハナン・スアレスディアス
元海軍衛生兵。ラマディへ派遣。








デニス・カイン
元陸軍兵士
湾岸戦争で劣化ウランに被爆






ハーバート・リード
イラク戦争で劣化ウランに被爆









Episode3:Gold Star / 戦死




カルロス・アレドンド
息子のアレックスがイラクで戦死






シンディー・シーハン
息子のケーシーがイラクで戦死







カルロスとシンディー
2007年のイースター
キャンプ・ケーシー








ピンク・ポリスのみなさん
ブッシュ大統領に
プロテスト






ポートランドのおばあちゃんたち
軍の新兵募集所を封鎖







Episode4:Indigenous / 先住民



ルーベン・ソリス
先住民から見たアメリカ史を語る







ディアナ・ロペス
空軍への入隊を思いとどまった







ケリー空軍基地の基地汚染に取り組むユニオンのスタッフ



ヘナロ・レンドン






ジル・ジョンストン









基地被害に苦しむテキサス州サンアントニオの住民たち



カルメロ・カシージャス
元基地労働者






ビクター・サンミゲル
基地周辺住民
甲状腺がんに苦しむ







ヨランダ・ジョンソン
子や孫が骨の異常に苦しむ








ロバートとルーペ
ルーペと娘は甲状腺がんに苦しむ






Episode5:Invisible / 見えない人びと




森に暮らすホームレスの調査








ホームレス支援施設
ブレッド&ローズ







ジョン・ラグランド
元海兵隊員
コソボへ派遣









サージ
元海兵隊員
中米に派遣






スティーブ・ローレンス
元陸軍兵士
アフガニスタンに派遣






トム・スタンフィールド
ブレッド&ローズスタッフ
元陸軍兵士





ロブ・リチャーズ
ブレッド&ローズ事務局責任者
元海軍兵士






キャンプ・キホーテ
ホームレスの自主テント村







キャンプの住人たち




ジェシー






ランディ








アニー









ビル
キャンプを支援する牧師










救世軍の給食サービスで昼食をとる若者たち






Episode6:Vietnam / ベトナムの記憶









アレン・ネルソン
元海兵隊員









ルディ・ラミレス
元陸軍兵士








ポール・マーチン
元海軍兵士




Episode7:Resist / 抵抗








マイケル・ウォン
元陸軍兵士
ベトナム戦争を拒否





ジェフ・パターソン
元海兵隊員
湾岸戦争を拒否








スーザン・スウィフト
陸軍兵士
イラクへの再派遣を拒否











アーレン・ワタダ陸軍中尉
イラク派遣を拒否









キャロライン
ワタダ中尉の母







ワタダ支援行動の皆さん





イラク戦争を拒否する兵士の家族たち




アニータ・デニス








ヘルガ・アグワヨ







Episode8:Springs / それぞれの春







ブートキャンプの新兵たち







ニューヨーク
おばあちゃん平和旅団のみなさん








パブロと詩織、二人の子供たち








ダレル
26歳の春







キャンプ・キホーテに木の家がたった








森で二人のホームレスが殺された








トム
殺人事件の現場で